『ドクター・ストレンジ』声で魔術と医術を華麗に操るボイスキャスト3人にインタビュー!

メガヒット作品を次々と生み出すマーベル・スタジオ最新作『ドクター・ストレンジ』。現在大ヒット公開中の今作だが、ドクター・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)役の三上哲さん、謎多き至高の魔術師エンシェント・ワン(ティルダ・スゥイントン)役の樋口可南子さん、ストレンジの元恋人クリスティーン・パーマー(レイチェル・マクアダムス)役の松下奈緒さんへ収録時のエピソードや本作の魅力を語ってもらった。

大人気シリーズ『SHERLOCK/シャーロック』からベネディクトの声を務める三上は、ヒーロー役という今まで演じたことがなかった役柄について「最終的にヒーローになるという役柄なので、「ヒーローだ!」という感じでは演じませんでした。ヒーローになる過程で、弱かったり、苦労していたり、葛藤したりという人間的なシーンが今回の作品では多かったので、あまりヒーローだからという意識はしなかったですね」と語っている。また、"アメコミ作品"というジャンルについてはあまり意識しなかったことも明かした。

今作が声優初挑戦となった樋口と松下は"声優一年生"とあり、二人とも大変であったことを述べており、「実際に収録するときは、映像の中の人たちが目の前にいるわけではないので、話し相手との距離感を取るのに苦労しました。大きな声でと指示を受けて大きな声で演じると大きすぎたり、反対に小さくと言われて演じるとちょっと声が届かないんですよね(笑)その加減の具合として、気持ちと声の具合が全て良いタイミングで良い物になった時に初めてオーケーが出るんですよ。そういう感じだったので、すごい新しい経験でした」と、松下は収録時の苦労を告白。エンシェント・ワンの声を担当した樋口は「エンシェント・ワンは魔術のお師匠様という本当に存在がものすごく大きな役なので、私が演じて小さくしてしまってはダメだなと思っていました。それを収録の初日に感じて、それから8日間ですけど、ストレンジさんと同じく新人が一から覚えるみたいに修行させて頂きました(笑)ありがたいというか、本当に初々しい気持ちになりましたね。エンシェント・ワンという役は、予告を見た時から惚れ込んでいたので、この役を声優初挑戦の私が演じるのは申し訳ないと思いながらも、この役を演じられて本当に良かったと思っています」と当時を振り返った。

そのほかにも三上から見た二人の吹き替えの印象や好きなシーン、続編に対する期待など楽しく語っている。このインタビューの全文は当サイトのコラム&インタビュー/コラムに掲載されているのでそちらもお見逃しなく!

『ドクター・ストレンジ』は大ヒット上映中。(海外ドラマNAVI)

Photo:『ドクター・ストレンジ』
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