今ハリウッドで最も旬な二人、ジェニファー・ローレンス(『ハンガー・ゲーム』シリーズ)とクリス・プラット(『ジュラシック・ワールド』)をダブル主演に迎え、極限状況に置かれた男女の愛と運命を壮大なスケールで描くスペース・スペクタクル・ロマン『パッセンジャー』。3月24日(金)より全国公開となる。今作から、今まで見たことがなかった"水が塊で襲ってくる"という驚くべきシーンの映像が解禁となった。
本作では、冬眠装置で眠る5000人を乗せ、新たな移住地を目指し地球を後にした豪華宇宙船アヴァロン号が舞台となる。この度解禁となったのは、そんなゴージャスすぎる船内に設備された"銀河系が見える幻想的なプール"で、ヒロインであるオーロラ(ジェニファー)が一人泳ぐ妖艶なシーン。その美しいクロールに目を奪われたのも束の間、観たこともない"無重力のプール"が襲ってくる驚愕の映像にもなっている。
冒頭では、斬新すぎる近未来デザインの水着に身を包み、華麗にプールに飛び込むオーロラの姿が映し出される。イギリスの男性誌「MAXIM」の"世界で最もホットな女性"や、「FHM」の"世界で最もセクシーな女性"に選ばれるなど、演じるジェニファーの"世界トップクラスの美貌"が分かり、観る人は思わずウットリしてしまう。
このオーロラはニューヨークで活躍する作家で、"宇宙への移住体験を本にしたい"と夢見て120年の旅に出るアヴァロン号に乗った。裕福な家庭で育ち、エネルギッシュで洗練された雰囲気の彼女はファーストクラスの乗客で、同じく目覚めてしまったエコノミークラスの乗客ジム(クリス)とは身分のかけ離れた、まさに"高嶺の花"なのだ。
続く映像ではさらなる刺激的なシーンが押し寄せてくる。なんと船内が突如無重力となり、プールの大量の水が塊となってオーロラを呑み込んでしまうのだ。これまでのSF映画といえば、"エイリアンに襲われる"、"宇宙空間に投げ出される"、"食料が尽きる"、"地球に帰れない"などがお決まりの恐怖。しかし、宇宙を題材にした映画は数あれど"プールが無重力になったらどうなるか?"については、なかなか想像ができなかった。映像ではそんな疑問に答えるかのように、無重力となったプールの水がクラゲのように変形し、塊となって浮上していく。その中に閉じ込められたオーロラは、もはや前後左右上下も分からない恐怖のパニック状態で、宙に浮きながら溺れそうになるという、これまでにはなかった無重力の衝撃的な光景が広がっているのだ。
この想像を超えるシーンについて、演じるジェニファーは「今までの映画で1番苦労した撮影だった。とても長い間プールに入り、ずっと鼻まで水につかっていたの」と、撮影の苦労は女優人生で1番だったと明かしている。さらに、「でも、最終的な映像を見た時は本当にワクワクしたわ。今まで見たこともない無重力のシーンになっていたからよ」と、その迫力は演じる本人も納得のものになっていると語った。
本作では"宇宙で90年間たった二人きり"という極限状況に加えて、これまでのSF映画では描かれたことのないスペクタクルな演出にも注目だ。
『パッセンジャー』は3月24日(金)より全国ロードショー。
Photo:『パッセンジャー』