ジャック・バウアー、アイアンマン...僕らもみんな子どもだった。スター秘蔵アルバム

本日5月5日は子どもの日。ということで、映画やドラマでおなじみのスターたち、総勢12人の子ども時代をご紹介しちゃいましょう。オスカー俳優も多数生まれるなど、今ではすっかり成長しましたが、かつてはみんな、こんなに可愛かったんです。

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『24 -TWENTY FOUR-』シリーズのジャック・バウアー役でおなじみのキーファー・サザーランド。現在、大統領役で出演中の政治ドラマ『サバイバー:宿命の大統領』も好評ですね。そんな彼は両親が俳優ということもあって幼い頃からショウビズ界で活躍してきました。

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こちらはキーファーが17歳の頃。父ドナルド・サザーランドが出演した1983年の『ニール・サイモンの キャッシュマン』で映画デビューを果たした翌年(1984年)、主役に抜擢された『キーファー・サザーランドのベイ・ボーイ』での姿です。1930年代の炭坑の町で暮らす少年を演じました。ちょっとほっぺたがプックリしていますが、ちゃんと面影がありますね。

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キーファーと同じく1960年代生まれのジェームズ・スペイダーといえば、今は大ヒットドラマ『ブラックリスト』でレッドとしてインパクトのある演技を披露していますよね。でも、1980年代は青春スターだったんです。『プリティ・イン・ピンク/恋人たちの街角』や『レス・ザン・ゼロ』でアンドリュー・マッカーシーやロバート・ダウニー・Jr.と共演。そして1989年のスティーヴン・ソダーバーグ監督作『セックスと嘘とビデオテープ』のミステリアスな青年役でカンヌ国際映画祭の主演男優賞に輝きました。

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その頃のジェームズがこちら。サラサラの金髪(この時はブルネットですが)をなびかせ、繊細な男性を演じることが多かったんです。もちろん、当時からレッドのように油断のならない感じも垣間見えましたが。この1990年の映画『バッド・インフルエンス/悪影響』は隠れた秀作。ジェームズが、ロブ・ロウ(こちらも若い!)演じる男に貶められていくというサスペンスで、監督はカーティス・ハンソン(『L.A.コンフィデンシャル』『8 Mile』)です。

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そのジェームズと古くからの友人であるロバート・ダウニー・Jr. アイアンマンやシャーロック・ホームズの役で今ではすっかり知られており、8月公開の『スパイダーマン:ホームカミング』で再びトニー・スターク/アイアンマンを演じますが、彼も青春スターとして1980年代から活躍していました。

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52歳の今も確かな演技力とたっぷりの愛嬌で魅力的ですが、若い頃は......いや〜ハンサムですね。チャーリー・チャップリンを演じた1992年の映画『チャーリー』では、27歳にしてアカデミー賞主演男優賞にノミネートされていますが、素顔のチャップリンよりハンサムかもしれません。

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実はそんなダウニーと若かりし頃に付き合っていたのがサラ・ジェシカ・パーカー。同い年の二人は1984年の映画『家族の絆』での共演をきっかけに7年ほど交際していました。現在はお互い別の人と幸せな家庭を築いていますが、今考えてみるとかなりのビッグカップルですよね。『SEX AND THE CITY』以来となる主演ドラマ『Divorce/ディボース』が好評なサラも、わずか8歳でTVデビューという早熟組。アニーのミュージカルで主役を演じたこともあるんです。

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彼女がティーンの頃に出演していたのが、エイミー・リンカー(左)とともに高校で浮いている二人の女の子を演じた30分のシットコム『Square Pegs(原題)』。浮いているという設定だからかもしれませんが、『SATC』の頃のサラとは髪型もメイクも服装もかなり違いますね。

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『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのサム役や『ストレンジャー・シングス 未知の世界』のボブ・ニュービー役で知られるショーン・アスティンも子役出身。母親は『奇跡の人』のヘレン・ケラー役でオスカーを受賞した女優パティ・デュークで、彼女が亡くなった際にはショーンがメッセージを寄せていました。

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そんなショーンが、1985年のアドベンチャー映画『グーニーズ』の主人公マイキー役(左から2番目)だって知っていますか? ぜんそく気味でいつも薬が手放せないけれど、仲間と一緒に宝の地図を発見して大冒険に乗り出す姿は印象的でした。同作にはジョシュ・ブローリンやコリー・フェルドマン、キー・ホイ・クァン、マーサ・プリンプトンも出演しています。

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『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズでショーンと共演していたフロド役のイライジャ・ウッド(36歳になった今も童顔なので若く見えますが)も子ども時代から活躍してきました。『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』で未来に行ったマーティ(マイケル・J・フォックス)とダイナーに置いてあるゲームのことで揉める子どもを演じていましたね。

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彼が『グーニーズ』のリチャード・ドナー監督がメガホンを取った『ラジオ・フライヤー』に出演したのは11歳の時。この作品は『グーニーズ』とはまた全然違って、兄弟愛を描いた切ないストーリーですが、イライジャの小さい頃から青くて大きな目が印象的ですね。左は、彼の弟を演じたジョセフ・マッゼロ(『ジュラシック・パーク』『マイ・フレンド・フォーエバー』)。

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長い芸歴を誇るといえば、現在ブラックコメディドラマ『サンタクラリータ・ダイエット』で怪演(?)しているドリュー・バリモアの名も挙げないわけにはいけません。祖父や大伯母、父親なども俳優という家庭に生まれた彼女は、生後間もなく芸能活動をスタート。今では女優だけでなく、プロデューサーや監督としての顔も持っています。また、飢餓撲滅親善大使といった慈善活動にも積極的に参加しており、氷に閉じ込められてしまったクジラを救おうとする映画『だれもがクジラを愛してる。』のような作品にも出演しています。

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そんなドリューの子役時代といえば、やっぱり『E.T.』。主人公エリオットの幼い妹ガーティーに扮したドリューが、E.T.は本物のエイリアンだと信じていたので、スティーヴン・スピルバーグ監督たちが彼女の前ではE.T.を生きているように扱っていたというのは可愛らしいエピソードですよね。

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少年たちの青春映画といえば思い浮かぶのは1986年の『スタンド・バイ・ミー』。4人の少年の夏の短い冒険は、ツリーハウスも含めて憧れでした。リーダー的存在だったクリス役のリバー・フェニックスは1993年に23歳の若さで帰らぬ人となりましたが、残りの3人がその後どうなっているのかを、"バック・トゥ・ザ・フューチャー"として見てみましょう。

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まずは兄を亡くしたゴーディ役のウィル・ウィートン(『スタンド・バイ・ミー』の写真では右から2番目)。少し顔が伸びた感もありますが、はしばみ色の瞳は昔のままです。『スタンド・バイ・ミー』の翌年から1994年まで放送された『新スター・トレック』でウェスリー・クラッシャーを演じ、以降も『CSI:科学捜査班』『クリミナル・マインド FBI行動分析課』『レバレッジ ~詐欺師たちの流儀』『ユーリカ ~地図にない街~』『NUMB3RS ナンバーズ ~天才数学者の事件ファイル』などTV界で主に活動。主人公たちが『スター・トレック』の大ファンであるという設定の『ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則』では本人役で何度もゲスト出演しています。

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精神を病んだ父を持つテディを演じたのはコリー・フェルドマン(『スタンド・バイ・ミー』の写真では右端)。彼は見た目はあまり変わりませんね。子役としてすでに『グーニーズ』『グレムリン』などで顔が知られていた彼は、その後も『スタンド・バイ・ミー』に続いてキーファー・サザーランドと再共演した『ロストボーイ』やトム・ハンクス共演の『メイフィールドの怪人たち』に出演したものの、私生活で問題が相次いだこともあり徐々に低迷。現在は2012年から始まったアニメーション版『ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ』にショーン・アスティンらとともに声優として参加しています。

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ちょっと太めでドジなヴァーンに扮していたジェリー・オコンネル(『スタンド・バイ・ミー』の写真では左端)は、あの時の太めな面影を残しつつも意外と(?)出世。1996年の『ザ・エージェント』のアメフトの若きスター候補役でトム・クルーズと共演すると、『ミッション・トゥ・マーズ』ではゲイリー・シニーズやティム・ロビンスとともに宇宙飛行士の一人を好演。2001年からは犯罪捜査ドラマ『女検死医ジョーダン』のウッディー・ホイト役でレギュラーを務め、『ラスベガス』にも同役でゲスト出演。また、ケイティ・ホームズ主演映画『ホワイト・プリンセス』では脚本・製作総指揮を担当しました。さらには私生活も充実しており、2007年に女優のレベッカ・ローミンと結婚。翌年末に女の子の双子が誕生しているんです。

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最後の二人は、適度に様変わりしているので、折角だからクイズ方式にしてみましょう。まず一人目、この男の子は誰でしょう? 今よりも目がぱっちりですが、眉毛の感じや鼻筋は一緒です。出身は英国(ウェールズ)ながら、13歳で主演に抜擢されたこの作品を含めて数多くのアメリカ作品に出演。アカデミー賞に3度ノミネートされ1度受賞。アメコミヒーローも演じました。

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答えは...クリスチャン・ベイル。スティーヴン・スピルバーグ監督の『太陽の帝国』で13歳にして見事な演技力を披露した彼は、その後も順調にキャリアを築き、クリストファー・ノーランのバットマンシリーズに主演。2010年の『ザ・ファイター』でアカデミー賞助演男優賞を獲得しました。

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クイズの二人目は、二世俳優で今では父親以上に有名になったこの女の子。当時はまだ4歳ですが、今も特徴となっているプックリとした唇はこの頃からなんですね。父親も自分もオスカー受賞者。3度の離婚歴があり、相手は全員俳優。3人目の夫とはハリウッドきってのビッグカップルと言われていました。

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答えは...アンジェリーナ・ジョリー。ジョン・ヴォイト(『レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー』)を父に持ち、『17歳のカルテ』でアカデミー賞助演女優賞を受賞。ジョニー・リー・ミラー、ビリー・ボブ・ソーントン、ブラッド・ピットと結婚していましたね。近年は監督・脚本・製作なども手掛けています。

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