『24』『エージェント・オブ・シールド』パワーズ・ブースが死去

TVや映画で活躍した米国人俳優のパワーズ・ブースが、老衰のため今月14日(日)の朝、ロサンゼルスの自宅で死去したことが分かった。68歳だった。米Deadlineなど複数のメディアが報じている。

彼の訃報を伝えた、友人で俳優のボー・ブリッジス(『マスターズ・オブ・セックス』)は、Twitterで「親愛なる友人、偉大な俳優、献身的な父であり夫」と、パワーズに敬意を表した。

1972年に舞台で俳優デビューを果たしたパワーズは、1980年に米CBSのTV映画『ガイアナ人民寺院の惨劇』でジム・ジョーズを演じ、エミー賞のリミテッドシリーズ/TV映画部門で主演男優賞を獲得した。また、1983年から1986年にかけて放送された『私立探偵フィリップ・マーロウ』ではタイトルロールを演じている。

これまで様々な役柄を演じてきたパワーズだが、悪役を演じる機会が多く、『サドン・デス』『シン・シティ』『デッドウッド 〜銃とSEXとワイルドタウン』などで強烈な印象を残している。他にも、『24 -TWENTY FOUR-』や『Nashville(原題)』といった人気TVシリーズで活躍し、2012年には大ヒット映画『アベンジャーズ』に出演。その後、スピンオフドラマの『エージェント・オブ・シールド』にもゲスト出演を果たした。

パワーズの冥福を心より祈りたい。(海外ドラマNAVI)

Photo:パワーズ・ブース
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