英国のコミック・ヒーロー、ジャッジ・ドレッドのTVドラマ企画が進行

英国の人気コミック・ヒーロー、ジャッジ・ドレッドのTVドラマ企画が動いていることを、米Entertainment Weeklyが報じた。

『Judge Dredd: Mega City One(原題)』と題された同企画は、制作会社IM Globalと英国のゲーム会社Rebellionのもとで進行している。22世紀、人口が密集し犯罪が多発するメガロポリスとなったアメリカ東海岸を舞台に、ジャッジのチームが活躍するドラマになるとのこと。まだ企画の初期段階で、脚本家や出演者、放送局などは明らかになっていない。

1977年に英国のSFコミック誌「2000AD」で初登場したジャッジ・ドレッドは、逮捕から判決、刑の執行までを一手に引き受ける未来の司法官。ヘルメットで顔の上半分を隠し、決して腐敗することがなく、犯罪者には容赦ない。1995年と2012年には、それぞれシルヴェスター・スタローン、カール・アーバンの主演で映画化されている。

ドラマ企画の製作総指揮には、マーク・スターン(『バトルスター・ギャラクティカ』『HELIX -黒い遺伝子-』『DEFIANCE/ディファイアンス』)のほか、ファンの間で評判が良いとされる2012年版映画の製作に関わったスチュアート・フォードらも名を連ねている。

「ジャッジ・ドレッドは、時が経つごとに現実味を帯びる、独創性に富んだSF作品のひとつです。痛烈な社会批評を含む豊かな世界であるだけでなく、とんでもなく楽しい作品でもあります。コミックと映画2作品のファンとしてドラマ化に取り組むことができ、夢がかなったような気持ちです」と、スターンはコメントしている。(海外ドラマNAVI)

Photo:『ジャッジ・ドレッド』(1995年)で主演を務めたシルヴェスター・スタローン(C)Izumi Hasegawa / HollywoodNewsWire.net