第七章の放送が間近に迫っている大河ファンタジードラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』で、ジョン・スノウを演じるキット・ハリントン。その彼が、米Timeのインタビューで、ファンタジーと現実に起きていることについて話した。
キットによれば、本作の制作が始まった2008~09年は、ちょうどリーマン・ショックの直後で、世界経済は大きな痛手を被っていた。そんな時期、ファンタジーは現実逃避にぴったりだったが、番組が終盤に入りつつある今日、世界では大きな変動が再び起きており、ファンタジーも現実を反映するようになっているという。
そして皮肉なことに、第七章の撮影のためアイスランドを訪れたキットは、あることに気づいたのだとか。「(イグリット役の)ローズ(・レスリー)と一緒に、4年前に撮影した時の氷河が小さくなっていたんだ。地球温暖化をこの目で確かめたよ。恐ろしかった」と話すキット。
夏と冬が不規則に訪れる『ゲーム・オブ・スローンズ』の世界では、何年も続いた夏が終わりに近づき、今度は長く厳しい冬が訪れようとしている。それは暗黒時代の到来を意味しているのだが、温暖化という正反対のことが起きつつある現実も、ファンタジーの写し鏡だと、キットはとらえているようだ。
さらにキットは、王侯貴族たちが策謀を巡らせるウェスタロスと比較しても、ここ数カ月における世界の政治情勢は、ずっと闇を増していると指摘している。
ウェスタロスに到来する暗黒時代は、現実とのシンクロなのか? 『ゲーム・オブ・スローンズ 第七章:氷と炎の歌』(全7話)は、スターチャンネルにて7月17日(祝・月)より日本最速<日米完全同時放送>。また、加入者無料の「スターチャンネル オンデマンド」で日本最速配信となる。「スターチャンネル オンデマンド」では、新シーズンに先駆けて、これまでの全6章(60話)を配信中だ。(海外ドラマNAVI)
Photo:『ゲーム・オブ・スローンズ』
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