『ウォーキング・デッド』のスタントが事故死。キャストも追悼のコメントを寄稿

大人気サバイバル・パニックドラマ『ウォーキング・デッド』のスタントが、セットから落下して死亡したことが明らかとなった。米Deadlineが報じている。

今月12日(水)、ジョージア州アトランタでシーズン8の撮影を行っていたスタントのジョン・バーネッカーが、30フィート(約9メートル)の高さから転落。その場にいた目撃者の話によると、バルコニーから落ちる戦闘シーンのリハーサルで、バランスを崩した彼がコンクリートの床に激突し、激しく頭部を強打したという。直ちにアトランタ・メディカルセンターに搬送されたジョンは、集中治療を受けていたが脳死状態に陥り、のちに死亡した。

本シリーズのショーランナーであるスコット・M・ギンプルは、ジョンの逝去後に声明を発表。「我々、製作チームはジョン・バーネッカーを失い、打ちひしがれています。彼が『ウォーキング・デッド』や他の作品で見せた仕事ぶりは、これからも何世代にもわたって視聴者を楽しませ続けてくれるでしょう。我々は彼のシリーズへの貢献ぶりに感謝し、ジョンの家族と友人に愛と祈り、お悔やみの気持ちを贈りたいと思います」と、哀悼の意を表している。

出演者もジョンへ追悼のコメントを寄せている。ジョンの写真とともに「君のことが恋しいよ」と綴ったダリル役のノーマン・リーダスをはじめ、マギー役のローレン・コーヘン、ニーガン役のジェフリー・ディーン・モーガン、アーロン役のロス・マーカンド、ジーザス役のトム・ペインなどが急死した共演者を悼んだ。

ジョンは『ウォーキング・デッド』のほかにも、『ハンガー・ゲーム』『ファンタスティック・フォー』『24:レガシー』など数多くの映画作品やドラマシリーズでスタントとして活躍。彼がスタントを務めた『Black Panther(原題)』をはじめとする映画作品6本が、来年にかけて待機中となっている。

裏方として『ウォーキング・デッド』を支えてきたジョンの冥福を心よりお祈りしたい。(海外ドラマNAVI)

Photo:『ウォーキング・デッド』シーズン7
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