『LAW&ORDER』クリエイター、ディック・ウルフによる犯罪リアリティ番組がスタート

米NBCの長寿犯罪ドラマ『LAW & ORDER ロー&オーダー』や、『シカゴ・ファイア』、『シカゴP.D.』、『シカゴ・メッド』などのシカゴシリーズで有名な敏腕プロデューサー、ディック・ウルフが新たに手がける犯罪リアリティ番組の詳細が明らかになった。米Deadlineらが報じている。

この度ウルフが製作するのは『Criminal Confessions(原題)』というTV番組。NBCユニバーサル傘下のケーブル局Oxygen Mediaで10月1日(日)にプレミア放送されるこのリアリティ番組は、実際の警察の取り調べ室が舞台。警察と容疑者の心理戦を掘り下げ、自白に持ち込むために警察の分析を追いながら、事件を解決していくという内容だ。

1時間の番組内で、警察は視聴者に向かって自分の容疑者に対する戦略を語る。肩を叩いて親身になって話を聞いてみたり、強気に出てみたりという手法を一般視聴者に解説しつつ、それを用いた実際の取り調べシーンが放送されるのだ。

同局の副社長であるロッド・アイッサは本番組について、「現場に出向くことなく事件を推理するお茶の間探偵の皆さんが、スリリングな事件と自白を目撃することができ、最終的にああ、そうなるのか、と感心することができる番組です。また本番組は、真実と正義を求めるという情熱を持った大変優秀な刑事たちを賞賛するものでもあります」と語っている。

クリエイターであるウルフは、「視聴者の皆さんは、心理的要素を強調した犯罪捜査の内情を目撃することができます。犯罪ものがお好きな方は、未だかつて見ることがなかった警察の新たな一面を目のあたりにするでしょう」とコメントしており、番組の放送に期待が募る。(海外ドラマNAVI)

Photo:ディック・ウルフ
(C)FAM020/FAMOUS