『GOT』エド・スクラインの『ヘルボーイ』降板はダイバーシティ問題改善の第一歩に!?

『エージェント・オブ・シールド』のクロエ・ベネットが「ハリウッドでは人種差別がまかり通っている」と発言した記事の中でもお伝えした通り、大河ファンタジー『ゲーム・オブ・スローンズ』(以下『GOT』)第三章でダーリオ・ナハリスを演じたエド・スクラインが、リブート版『ヘルボーイ』で日系アメリカ人役にキャスティングされた後に同役を辞退した。この件が、ハリウッドで昨今取り沙汰されているダイバーシティ問題を改善する第一歩になるのではないかと、英BBCが伝えている。

リブート版で日系アメリカ人のベンジャミン・デミオ役に決定していた彼は、オファーを受けた時点ではベンジャミンがアジア系のキャラクターであることを知らなかったとのこと。その後、アジア系の役を白人である自分が演じることに矛盾を感じた彼は、Twitterを通じて役から降板することを発表していた。

これまでにもダイバーシティの問題は数多く取り上げられてきた。日本のアニメをハリウッドが実写化した『Death Note/デスノート』や、マット・デイモン主演で中国を舞台にした『グレートウォール』など、ハリウッドにおけるホワイトウォッシュ(白人俳優が白人以外の役を演じること)の例を挙げたらきりがない。

『GOT』のダーリオ役で注目されたエドは、『トランスポーター イグニション』『バトルフィールド』などの話題作に出演した後、大ヒットとのアメコミ映画『デッドプール』の悪役エイジャックスを演じ、まさにスターへの階段を駆け上がっている真っ最中。そんな彼が大作映画の役を自ら降板するとは、俳優としてのキャリアを棒に振りかねない行為だ。しかし、メディアは彼の勇気ある行動を称え、この件がダイバーシティ問題を改善する大きなきっかけになるのではないかとも見ている。また、インド系俳優リズ・アーメッド(『ナイト・オブ・キリング 失われた記憶』)もエドを支持するコメントをTwitterに投稿。数多くのファンもエドにエールを贈っているようで、エドの降板劇が今後ハリウッドにどのような影響を与えるのか、動向を見守っていきたい。(海外ドラマNAVI)

Photo:エド・スクライン
(C)NYRIV/FAMOUS