全米で社会現象を巻き起こした大人気ドラマ『ブレイキング・バッド』。2年前、当サイトでは同作のファンが撮影で外観が使われた家にピザを投げ込むファンが後を絶たない、というニュースをお伝えしていたが、その悪質ないたずらは現在でも続いていたようだ。米HelloGigglesが伝えている。
『ブレイキング・バッド』の放送が終了したのは2013年。しかし、主人公であるウォルターの家として外観が使用された家の住人は、2015年の3月にも「ピザが屋根の上や道に投げられるんです。ピザだらけで、もうピザを見るのもウンザリよですよ」とドラマファンによる悪戯が続いていることを明かしていた。
その後、前庭に「立入禁止」の警告を設置し、警察も周辺の警備を強化。ドラマのクリエイターであるヴィンス・ギリガンやマイク役のジョナサン・バンクスも警告のコメントを出していたが、ファンの行動を止めることはできなかったようだ。
番組終了から4年が経ち、現在その家に住むジョアンナ・クィンタナさんはついに強硬手段に踏み切ることを決意。自宅前に6フィート(約1.8メートル)の高さのフェンスを設置したという。
ジョアンナさんは良い写真を撮るためだけにたびたび観光客から「ガレージを閉めてほしい」、「その場を離れてほしい」と言われ続け、そのために自分たちが家を手放すことは馬鹿げている、という思いからフェンスを立てたそうだ。
一部のマナーの悪いファンが、こうした迷惑行為をいち早くやめてくれることを願うばかりである。(海外ドラマNAVI)
Photo:『ブレイキング・バッド』
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