スティーヴン・モイヤー&エイミー・アッカー出演『The Gifted』を見るべき5つの理由

12月26日(火)よりFOXチャンネルにて日本最速&独占放送スタートとなる、映画『X-MEN』シリーズの制作スタッフが贈る、"家族の絆"をテーマにした新たなTVシリーズ『The Gifted ザ・ギフテッド』。本国アメリカではすでに放送されている本作の魅力について、米Nerdistが伝えた。

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■多様性のあるキャラクター

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X-MENの消えた世界が舞台の本作だが、原作コミックや映画版にも登場したマルコス/エクリプス(ショーン・ティール『インコーポレイテッド』)、クラリス/ブリンク(ジェイミー・チャン『ワンス・アポン・ア・タイム』)、そしてジョン/サンダーバード(ブレア・レッドフォード『理想の夫婦の別れ方』)が登場しキャラクターの個性に豊かさをもたせている。

演じる俳優たちを見ると、エクリプス役のショーンは南米ベネズエラの血を引き、ブリンク役のジェイミーは韓国系アメリカ人。昨今ハリウッドで囁かれるダイバーシティ(多様性)が尊重されたキャスティングなのだ。特に注目されているのがサンダーバード。キャラクター自体も元来ネイティブアメリカンという設定で、演じるブレアもネイティブアメリカンの血を引いている。ネイティブアメリカンはアフリカ系やアジア系以上にメディアで取り上げられる機会が少ないのだが、彼がどのように活躍していくのか、期待がかかる。

■人権的問題

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アフリカ系アメリカ人が警察から人種差別を受けたり、ICE(移民関税執行局)が移民児童を追放の対象としたり、イスラム教徒のアメリカ人が"外国人"だと差別を受けるといったニュースをよく耳にするが、本作はキャストに多様性をもたせたことで、このような人権問題についても触れている。サンダーバードはミュータントだというだけである事件の責任を問われるが、正義感の強い彼がそんな理不尽さと向き合う姿も描かれる。

■強い女性たちにフォーカス

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『ワンダーウーマン』が空前の大ヒットを収めたことで女性のスーパーヒーローがより注目されるようになったが、本作でもブリンク、ローナ/ポラリス(エマ・デュモン)、ドリーマー(エレナ・サチン)など強い女性ミュータントたちが活躍する。また、子どものミュータントであるローレン(ナタリー・アリン・リンド)はミュータントとしては未熟ながらも生まれ持った才能で家族や仲間を守るために奮闘し、そんな彼女の母であるケイトリン(エイミー・アッカー)は特殊能力がない普通の人間でもチームの一員として貴重な戦力であることを示してくれている。

■リアルなロマンス

It's not as complicated #BehindTheScenes. #TheGifted

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若者向けの番組に定評のある米CW局のドラマのように、ロマンス、苦悩、人間ドラマが本作でも色濃く描かれている。そして本作でロマンスパートを担うのがエクリプスとポラリス。次から次へと波乱な展開が押し寄せる中で、二人がお互いを思う姿は微笑ましい。さらに、ブリンクとサンダーバードの関係も話題になっている。ネイティブアメリカンとアジア系というよりユニークなロマンスは他のドラマではなかなか描かれることのない設定だろう。

■家族の大切さ

They're a family on and off camera. ️ #BehindTheScenes #TheGifted

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ロマンスが描かれる一方で、本作が本質的に伝えたいテーマの一つは家族の大切さだ。物語の主人公は二人の子どもを持つリード(スティーヴン・モイヤー)と妻ケイトリン。いたって平凡に暮らしていたストラッカー夫婦だが、娘ローレンと息子アンディ(パーシー・ハインズ・ホワイト)が人類を超越した能力を持つミュータントであることが発覚し、政府から追われることになってしまう。ストラッカー夫婦は子どもたちがミュータントだとわかっても拒絶するのではなく、家族全員で奔走する道を選ぶが、ストラッカー夫婦が子どもたちに見せる受け入れの姿勢と愛情は際立って素晴らしく映っているのだ。ストラッカー夫婦とミュータントの子どもたちの関係は純粋で健全なもので、現在、誰もが必要としているものではないだろうか。

『The Gifted ザ・ギフテッド』は、FOX チャンネルにて12月26日(火)22:00より日本最速・独占放送スタート。

Photo:『The Gifted』
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