『アメリカン・クライム・ストーリー』シーズン3を降板したアネット・ベニング、その理由を語る

米国で実際に起きた事件を取り上げる、米FXの人気アンソロジーシリーズ『アメリカン・クライム・ストーリー』。ハリケーン・カトリーナに焦点を当てる第3弾『Katrina: American Crime Story(原題)』を降板したアネット・ベニングが、その理由を説明している。英Digital Spyが報じた。

『アメリカン・クライム・ストーリー』シーズン3は、ピューリッツァー賞受賞作家シェリ・フィンクによるノンフィクション「メモリアル病院の5日間」を下敷きにした作品。アネットは、カトリーナが米南東部を襲った当時のルイジアナ州知事キャスリーン・ブランコを演じる予定だった。

その件についてインタビューに応えた彼女は、次のように語っている。「私が理解したところによると、(クリエイターの)ライアン・マーフィーはシーズン3の製作をストップして、カトリーナへのアプローチを考え直す必要があると判断したのだと思うわ。そうするための最良の方法が、「メモリアル病院の5日間」をはじめとする、カトリーナについて書かれた素晴らしい著書を参考にすることだったのよ」と述べ、マーフィーの考える作品の方向性が変わったことで、自分の出番がなくなったと考えているようだ。

アネットのほか、ジョージ・W・ブッシュ大統領役のデニス・クエイド(『僕のワンダフル・ライフ』)と、米国連邦緊急事態管理庁マイケル・D・ブラウン長官役のマシュー・ブロデリック(『プロデューサーズ』)も降板していた。

カトリーナを題材とした第3弾は、本来シーズン2として製作されるはずだった。しかし、スケジュールの変更を余儀なくされたことで、シーズン3として製作予定だったファッションデザイナーのジャンニ・ヴェルサーチの殺人事件を扱った『The Assassination of Gianni Versace: American Crime Story(原題)』が、シーズン2へ繰り上げられている。

(海外ドラマNAVI)

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Photo:アネット・ベニング (C)NYKC/FAMOUS