大ヒット医療ドラマ『グレイズ・アナトミー』(以下『グレアナ』)のメレディス・グレイを演じるエレン・ポンピオが、製作会社ABCスタジオとの契約を更に2年延長したことが明らかになった。米Deadlineなどが報じている。
女性ヒットクリエイター、ションダ・ライムズが手掛ける『グレアナ』自体の更新は、現在放送中のシーズン14以降は未定の状態だ。だがエレンが契約を更新したことにより、同作は少なくともシーズン16まで続く可能性が高くなった。今回交わされた契約では、エレンが現在放送されているシーズンの途中から、プロデューサーとしても名を連ねることと、タイトル未定の『グレアナ』スピンオフ・ドラマでも同じようにプロデューサーになることが条件に入っている。
エレンは、「『グレアナ』は、ABC局にとって大成功を収めている作品よ。ティーンエイジャーのような新たな世代の視聴者が、まだ番組を見ていなかった自分の両親と一緒に視聴してくれて...。そういうふうに新たな視聴者を獲得し続けているの」と同作の成功の秘訣を語っている。
更に、「今は、製作や監督に関することを学んでいるわ。(女優業については)もし『グレアナ』以外で私に合う役柄のオファーがあれば受けるかもしれないわね。でも、子どもが3人いるし、今のところ"仕事で世界を飛び回りたい"という思いもあまりないわ」と俳優業よりも、製作業に興味がシフトしていることを示唆している。
そんなエレンは、同作シーズン13で監督デビューを果たしたばかり。ライムズは、作品に出演している俳優に監督をさせる機会を与える方針を持っていることで有名だが、ライムズ自身は、「我々の目標は、最高の人材を採用して、その人たちを成長させること。だからこそ、監督業を学ぼうとしている俳優や、次のステップを模索しているプロダクションアシスタントは、自分が情熱を持てることを学んでいかなければならないのです。私は皆が成長し、成功していく過程を見たいと思っています」と以前語っている。
あと2年は継続しそうな『グレアナ』。ファンにとっては嬉しいニュースとなった。製作側としても活躍し始めたエレンが出演、そして監督デビューも果たした『グレイズ・アナトミー』シーズン13は、WOWOWプライムにて放送中。(海外ドラマNAVI)
Photo:エレン・ポンピオ(『グレイズ・アナトミー』)
(c) ABC Studios