『ザ・タウン』や『アルゴ』でメガホンを取り、俳優としてだけでなく監督の才能も発揮しているベン・アフレック。彼の長編監督デビューとなり、脚本も務めた2007年の『ゴーン・ベイビー・ゴーン』のドラマ版パイロットが製作されることが明らかとなった。米Hollywood Reporterが報じている。
【関連記事】『グレアナ』『GOT』『スパナチュ』~製作中の人気シリーズ・スピンオフまとめ
本作は、デニス・レヘインの小説「私立探偵パトリック&アンジー」シリーズの4作目もあたる「愛しき者はすべて去りゆく」を映画化した社会派ミステリーサスペンス。ボストンを舞台に、少女誘拐事件の捜査を手伝うことになった私立探偵のパトリックとアンジーが、事件の背後に潜む現代アメリカ社会の深い闇に直面し、苦悩と葛藤を抱えていく様が描かれる。
米FOXにより製作されるパイロットで、製作総指揮と脚本を手掛けるのは海賊アドベンチャードラマ『Black Sails/ブラック・セイルズ』のクリエイター、ロバート・レヴィーン。彼と共に、原作者のレヘインも共同製作総指揮に名を連ねている。
映画版では、ベンの弟ケイシー・アフレックが主役パトリックを演じ、『THE PATH/ザ・パス』『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』のミシェル・モナハンがアンジーに扮していた。モーガン・フリーマン(『エンド・オブ・キングダム』)とエド・ハリス(『ウエストワールド 』)が刑事役で脇を固め、作品としての評価は高かったが残念ながら日本では劇場未公開だった。
パイロット版にベンが製作総指揮などで携わるのかどうかは、現時点では発表されていない。(海外ドラマNAVI)
Photo:ベン・アフレック
©JESUS APARICIO/FAMOUS