『IT/イット』に続け!? S・キングの息子が手掛けたホラー小説を、米AMCがTVシリーズ化

人気ホラー作家スティーヴン・キングの息子ジョー・ヒルが手掛けた超常現象ホラー小説「NOS4A2 -ノスフェラトゥ-」を原作に、米AMCが同タイトルのTVシリーズを制作することを決めた。米Hollywood Reporterなど複数メディアが報じている。

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本作の主人公は、若き労働者階級の女性アーティスト、ヴィック・マクイーン。彼女は、不死の存在と思われるチャーリー・マンクスという男を追跡する超常的な能力を持っていることを悟る。マンクスは子どもたちの魂を吸っては、残された肉体をクリスマス・ランドと呼ばれる世界へと連れていった。クリスマス・ランドとは、マンクスの想像力が生み出した歪んだ世界で、毎日がクリスマスの日であり、不幸せは掟を破る行為と見なされている。ヴィックはマンクスの餌食にならないように正気を保ちながら、マンクスを打ち負かし、犠牲者を救い出そうと苦闘するのだが...というストーリー。

超常的な存在に子どもたちが狙われ、マンクスがロールスロイス・レイスに乗る設定(原作)となっていることから、ヒルの父親キングの小説に基づいた『IT/イット "それ"が見えたら、終わり。』や『ミスター・メルセデス』を彷彿とさせる内容と言えるかもしれない。原作小説の翻訳版は小学館より刊行されている。

TVシリーズの企画・製作総指揮はジェイミー・オブライエン(『フィアー・ザ・ウォーキング・デッド』)で、原作者のヒルも製作総指揮に名を連ねる。TVシリーズは10話構成で、2019年に放送予定。

ヒルの小説は、他にもホラーファンタジー・コミック「ロック&キー」が有名。こちらはカールトン・キューズ(『LOST』『ベイツ・モーテル』)がショーランナーを務めるTVパイロットが制作され、放送局や配信サービスへの売り込みが行われている。(海外ドラマNAVI)

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Photo:『IT/イット "それ"が見えたら、終わり。』
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