「地球よ、これがトドメだ」──かつて誰も観たことがない無限大のアクション・エンターテイメント『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』が現在大ヒット公開中だ。
本作のプロモーションのために来日したスパイダーマン役のトム・ホランドとアンソニー・ルッソ監督がスペシャル・ファンミーティングに登壇したことも話題になったが、NAVIではトムに直撃インタビュー! 役作りの方法や、日々のトレーニングなどについて語ってもらった。
――約8カ月ぶりの日本になりましたが、滞在は楽しんでいますか?
素晴らしい時間を過ごしているよ! 今回は、もっと時間があるから街並みを楽しんだり、京都にも行ったんだ。おいしい食べ物も食べているし、美しいお寺や神社も見ることができてとても楽しんでいるよ。
――前作の『スパイダーマン:ホームカミング』で現代風にアレンジされたスパイダーマンを演じ、多くの人が彼のキャラクターに共感を覚えたと思うのですが、自身の学生の時の経験なども反映されてのキャラクター作りだったのでしょうか?
役者として過去の経験を参考にするというのはもちろんしているんだけど、スパイダーマンという役に関しては僕自身が最近まで10代だったということが役作りにはとても役立っているし、大きな助けになっている。だから近い年齢を演じるというのはいいことだと思っているよ。自分が通ってきた道...、もちろんスーパーヒーローではなかったけど、学校生活や女の子に話しかけることに苦労したりとか、そういう経験を役立てているんだ。
――『ホームカミング』の時は役作りのためにニューヨークの高校に潜入したんですよね?
そうなんだ! ブロンクスの高校だったんだけど、僕がイギリスで通った学校とは全く違ってとても楽しかったよ。
――本作はもちろん、『リップシンクバトル』でもその身体能力の高さを感じることができましたが、日々のトレーニングはどのようなことをしているのですか?
そうだね、きちんと健康的な食事を取ることと、ジムでのトレーニングの組み合わせだね。幸いなことに僕は「スパイダーマンを演じるため」というちゃんとした理由があって鍛えなきゃいけないからね。ラッキーだよね。
――マーベル作品の撮影で実際に会った俳優の中で、一番ギャップのあった人は誰ですか?
いい質問だね。うーん、マンティス役(『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』)のポム・クレメンティエフはとても気が利いて面白い人だよ。あとは、アンソニー・マッキー(ファルコン/サム・ウィルソン役)かな。ファルコンはシリアスなキャラクターだけど、演じている彼自身は愉快でいつも笑わせてくれるんだ。みんなもちろんギャップはあるけど、それと同時にキャラクターに似ている部分もあるね。
――2月にはクリス・プラットとハート付きの写真をInstagramに投稿していましたよね。
彼とは仲良くしてもらっているよ。すごくいい人で、みんなにとってロールモデルのような人なんだ。僕も彼のことを尊敬しているよ。
――子役時代から活躍されていますが、ここ数年で一気に大スターになりましたよね。環境の変化についてどう感じられていますか?
僕自身は変わっていないよ。友達も家族も昔から一緒。道徳的な意味でも変わってないよ。ただ、変化という面においては、たくさんの美しい場所を訪れて、素晴らしい人たちに出会って、すごいことをしてきている。僕は本当に恵まれていてラッキーだと思っているよ。
――俳優として10年後にこうなっていたいという夢はありますか?
フィルムメーカーにもいつかなりたいと思っているよ。僕の弟ハリー(『ダイアナ』)と(本作の監督である)ルッソ兄弟のように作品を手掛けてみたいな。マーベル作品にも出演し続けていたいし、誇りに思えるような作品に出続けていたいね。あと、ハッピーでいることが好きだから、ずっと幸せでいたいな。
――海外メディアのインタビューなどでスパイダーマン役を勝ち取ったことについて「子どもの頃からの夢が叶った」とおっしゃっていましたが、トムが演じる新生スパイダーマンを見て、あなたに憧れる子どもたちもたくさんいると思います。そんな人たちにメッセージを贈るならなんと伝えたいですか?
とにかく努力をすることだね。一生懸命でいること、自分の夢を追い求めることを忘れないでいて欲しい。常に幸せでもいないとね。頑張ることができれば夢は叶うと僕は信じているよ。
――本作の見所を一言でお願いします。
「コミュニティ(共同体)」だね。一番の見どころはアベンジャーズのコミュニティだよ!
『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は大ヒット公開中。
Photo:『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』
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