『LUCIFER』クリフハンガーのままシーズン3で幕閉じに!救済策は実を結ぶ?

地獄に飽きてロサンゼルスに舞い降りた悪魔が、女性刑事と組んで犯罪を追う米FOXのクライムドラマ『LUCIFER/ルシファー』。ファンにとっては残念な知らせとなるが、アメリカで5月13日(日)に放送が終了したシーズン3でキャンセルとなり、物語的にもクリフハンガーのまま幕を閉じることになってしまった。米Deadlineが報じている。

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製作総指揮のジョー・ヘンダーソンはTwitterで「僕らはFOXに打ち切りにされないように、相当なクリフハンガーを残すシーズンフィナーレを作ったが、結局更新することができなかった。結果的に、ファンのみんなを徹底的にイライラさせることになってしまった。本当に申し訳ない」と、納得のいかないまま終了することになったと説明。しかし続けて、自身がペンを執った最終話は結果的にシーズン全体を包括しているとフォロー。その言葉の通り、このエピソードのIMDbでの評価は9.9(10点満点)という非常に高い数字を記録している。加えて、「#SaveLucifer」と銘打ってシーズン4の製作を目指すことも明かし、ファンへの協力を求めた。

他にも、製作総指揮のイルディ・モドロヴィッチが自身のTwitterに「私たちが今できることは、気持ちを伝えること!! トレンド入りさせましょう!! 叫びましょう!!! 彼らを地獄に!!!!!」と呼びかけ、リンダ・マーティン役のレイチェル・ハリスは、「ファンのみんな、"Netflixの『LUCIFER』"なんてどう? CBS、Hulu、NBCだってあるわよ」と、他局・配信サービスでの再起を提案。

マジキーン役のレスリー=アン・ブラントはInstagramに長いメッセージを投稿し、共演者や作家、プロデューサー、ファンへの感謝の言葉を綴り、「私はこのドラマで成長したわ。シーズン1の間に結婚し、シーズン2で妊娠していることがわかり、シーズン3で息子が生まれたの。マジキーンはいろんな意味で私にはとても大切な存在よ」と本作への特別な思いを語っている。

そして、主人公ルシファーを演じるトム・エリスは「知らせを受けた時、本当に落ち込んだ」と、米TVLineの取材に対し気持ちを明かした。しかし、「奇妙なことだけど、打ち切りのニュースが出た時から、僕の気分は上向きになり始めたんだ。なぜならみんなの反応が嬉しいものばかりだったから。『LUCIFER』を始めてから、様々な場所で取材を受けてきて、このドラマはFOXが思っているよりもはるかに人気があるということを認識できている」と、ファンからの支持に救われていることを告白。

現在進んでいる「#SaveLucifer」の動きについては、「実現するには多くの過程が必要だから、約束はしたくない。話を聞いた直後は希望がなかったけど、今は希望を持っている。そして希望がある限り僕は闘い続ける。それが、ファンが求めてくれていることだと思うから」と、トムは語っている。(海外ドラマNAVI)

Photo:『LUCIFER/ルシファー』
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