マリスカ・ハージティ、『LAW & ORDER: 性犯罪特捜班』シーズン25も夢じゃない!

アメリカで今秋から記念すべきシーズン20に突入する大ヒット犯罪法廷ドラマ『LAW & ORDER: 性犯罪特捜班』。シーズン1からオリビア・ベンソンを演じるマリスカ・ハージティが、同作を降板する気がなく引き続き長期に渡って出演したいと発言した。米Hollywood Reporterが報じている。

『LAW & ORDER: 性犯罪特捜班』はシーズン20までの更新が決定しており、本家の『LAW & ORDER ロー&オーダー』と肩を並べる長寿作品だ。6月4日(月)にニューヨークで行われたパネルイベントでマリスカは、「(シーズン13からショーランナーを務める)ウォーレン・ライトと "シーズン16は良かった。17は、とりあえずおざなりでやりましょう"という、ロケ現場でお約束になっていた内輪ジョークがあったの。だって、とっても疲れていたんですもの。でも、結局シーズン17は最高の出来だった。シーズン18は、ちょっと微妙だったわ。でもシーズン19は、"ねぇ、誰かこのドラマ見た?見ていない人なんていないわよね?"っていう感じだったの。新しく参加したショーランナーのマイケル・チャーヌチンはエピソードをどんどん良くしていくのよ」と語った。

さらに「スタッフに"こんな感じで良い脚本を書き続けて。そしたら私は25年だってやるわ。やめる理由なんてないもの。とても感謝しているわ"って話すの」とも告白。NBCエンターテイメント社長のロバート・グリーンブラットも、マリスカがいる限り、同作を続けていきたいという見解を述べた。

続けて、自身が3人の子どもを持つ働く母親であることから、仕事と家庭の両立が大変である女性を描いて欲しいと意見しているとも言及。「(クリエイターの)ディック・ウルフは、それまで世間がうやむやにして表現してこなかった問題をこの作品で描くようにしたパイオニアよ。視聴者を尊んでいる作品だわ。私はオリビアを演じることが決まった時、男性社会にいる女性というキャラクターは嫌だと思ったの。だからやりたいようにやってきたし、それが私の人生にとっても素晴らしい旅路だった。オリビアというキャラクターは、情熱と弱さを兼ね備えているからこそ、芯が強いと思っている。そのことを、世の中にもっと伝えていきたいの。だって、そういう情熱と弱さが、今の世界には必要だから」

シーズンが長くなると、他の作品や映画、またはプライベートでの事情で降板してしまう俳優がほとんどの中、このように20年も一つの作品を真摯に作り上げていくマリスカの努力があってこそ、『LAW & ORDER: 性犯罪特捜班』の人気が続いているのだろう。(海外ドラマNAVI)

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『LAW & ORDER: 性犯罪特捜班』マリスカ・ハージティ (c)2017 Universal Network Television LLC. All Rights Reserved.