【独占】ジェレミー・レナー×エリザベス・オルセン共演、『ウインド・リバー』監督が語るギル・バーミンガムとは?

『アベンジャーズ』シリーズのジェレミー・レナーとエリザベス・オルセンが共演し、第70回カンヌ国際映画祭<ある視点部門>監督賞を受賞した衝撃のクライム・サスペンス『ウインド・リバー』が、7月27日(金)に公開となる。本作が初監督作品となるテイラー・シェリダン。彼は、『ボーダーライン』『最後の追跡』で、2年連続アカデミー賞ノミネートの脚本家だ。そんな彼の作品には欠かせない名優ギル・バーミンガムについて、シェリダンが語った。

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厳寒の大自然に囲まれたワイオミング州にあるネイティブ・アメリカンの保留地"ウインド・リバー"で、少女の凍死体が見つかる。第一発見者で、地元のベテランハンターのコリー・ランバート(ジェレミー)は案内役として、単身派遣された新人FBI捜査官ジェーン・バナー(エリザベス)の捜査に協力する。ジェーンは隔離されたこの地では、多くの事件が未解決となる現状を思い知るのだった。

今回注目するのは、監督を務めるシェリダンの作品には欠かせないギル。ネイティブ・アメリカンの彼は、シェリダンが脚本を務め、アカデミー賞4部門ノミネートの『最後の追跡』で、ジェフ・ブリッジスが演じるマーカスと一緒に捜査する相棒を演じた。これまで『トワイライト』シリーズのビリー・ブラック役や、『メンタリスト』『ハウス・オブ・カード 野望の階段』にも出演している。本作ではコリーの親友であり、愛する娘を亡くした父親マーティン役を演じ寡黙ながら確かな存在感を発揮している。

シェリダンは、ギルについて「『最後の追跡』にも出演しているし、その素晴らしい仕事ぶりでネイティブ・アメリカンの俳優として世間に広く知られるようになった。苦しみを背負ったネイティブ・アメリカンの友人たちに対する敬意という点から、何を語り、どう語るべきか、僕が完全な責任を負わなければならない」 と、これまで光の当たらないアメリカの闇を描き続けてきたシェリダン作品には、欠かせないことを語った。また、シェリダンがクリエイターを務め、ケヴィン・コスナーが主演を務めるTVシリーズ『Yellowstone(原題)』でもギルを起用している。

ここでは多くの殺人事件が未解決のまま。なぜこの土地では、少女ばかりが殺されるのか―? ウインド・リバーの静寂を切り裂く凄まじい銃声が鳴り響く中、ついに明らかになる衝撃の真実とは...。『ウインド・リバー』は、7月27日(金)全国ロードショー。(海外ドラマNAVI)

Photo:『ウインド・リバー』
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