今年で放送開始から10周年を迎えた大ヒットドラマ『ブレイキング・バッド』と、スピンオフ版『ベター・コール・ソウル』でクリエイターを務めるヴィンス・ギリガンが、スピンオフに本家の主人公ウォルター(ブライアン・クランストン)と彼の相棒ジェシー(アーロン・ポール)を登場させたいと語っている。英Digital Spyが報じた。
『ブレイキング・バッド』の前日譚ともなる『ベター・コール・ソウル』は、オリジナルにも登場した悪徳弁護士ソウル・グッドマン(ボブ・オデンカーク)が、本名ジミー・マッギルを名乗っていた時代を描く作品。シーズン4では、ますます『ブレイキング・バッド』とのクロスオーバーが増えるとのことだが、インタビューに答えたギリガンが、「ウォルターとジェシーの姿をスピンオフで見たいね。(共同クリエイターの)ピーター・グールドや脚本家、演じるキャストもそれを望んでいるんだよ」と明かした。
「ウォルターとジェシーの登場は、アルフレッド・ヒッチコックが通りすがりに姿を見せるようなカメオ出演では満足しないだろうな。我々は十分待ったと思う。二人が登場するだけのちゃんとした理由が必要だが、何とか考え出さないとね。もう一度、"よう、ビッチ!"(ジェシーの口癖)というセリフを聞きたいからね」とも付け加えている。
ギリガンの想いにアーロンは応える気満々のようで、「ヴィンスがジェシーを『ベター・コール・ソウル』を登場させると決めたら、それは理由あってのことだから俺にはそれで十分だ。ヴィンスを信用しているからね。彼は単にファンを満足させるためだけに、ジェシーを登場させたりしないだろう。ヴィンスが、その理由を探すつもりなのかどうかは分からないけど。もし、ちゃんとした目的があるなら喜んで出演するよ」と述べている。
(海外ドラマNAVI)
Photo:『ブレイキング・バッド』
(C)Robert Trachtenberg/AMC/Sony Pic