米HBOが製作する『TRUE DETECTIVE』シーズン3 注目ドラマをチラ見せ!<vol.1>|2019年版

今年も残りあと4カ月となり、2019年スタート予定の作品映像が続々と公開され始めている。ということで、全米で2019年前後に始まる注目ドラマの予告映像をお届けする連載を開始。1回目となる今回は、『ウォーキング・デッド』の監督がメガホンを執ることでも話題の『TRUE DETECTIVE/トゥルー・ディテクティブ』シーズン3をご紹介しよう。

マシュー・マコノヒーが主演したシーズン1が高い評価を得て、第66回エミー賞で監督賞を含む5部門を受賞した米HBOの刑事ドラマ『TRUE DETECTIVE』

シーズン3の舞台は、アーカンソー州に広がるオザーク高原。そこで起こった身も凍るような犯罪事件を、3つの異なる時代が同時に進行する形で、年を追うごとに深まる事件の謎がミステリアスに描かれる。

主演を務めるのは、『ムーンライト』で主人公の少年の面倒を見る麻薬ディーラーを演じ、アカデミー賞助演男優賞に輝いたマハーシャラ・アリ。彼は州警察の刑事ウェイン・ヘイズを演じる。そして、もう一人の主人公は、『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』のセラフィーナ役で知られるカーメン・イジョゴが、アーカンソーの教師アメリア・リアドンで出演する。

その他のキャストには、レイ・フィッシャー(『ジャスティス・リーグ』)、スクート・マクネイリー(『ゴッドレス -神の消えた町-』)、スティーブン・ドーフ(『ジャッカルズ』『アメリカン・ヒーロー』)、メイミー・ガマー、リース・ウェイクフィールド(『エンドレス・ラブ〜17歳の止められない純愛』)、マイケル・グレイアイズ(『ジミーとジョルジュ 心の欠片を探して』)、ジョン・テニー(『Major Crimes 〜重大犯罪課』)らが出演する。

クリエイターであるニック・ピゾラット(『THE KILLING 〜闇に眠る美少女』)が全8話の脚本を執筆し、彼とジェレミー・ソルニエ(『グリーンルーム』)が監督を務めるはずだったが、ソルニエは2話を撮影したところでシリーズを去ってしまった。そのソルニエの代打として任を引き継ぐこととなったのが、スパイドラマ『ジ・アメリカンズ』で製作総指揮を担い、『ウォーキング・デッド』でエピソード監督を務めたこともあるダニエル・サックハイムだ。

冒頭枯れ果てた地を歩くウェイン。ディナーを楽しむアメリアとの姿。また、眼鏡をかけ、年老いたウェインと思しき人物が交互に映し出される。この時点で、複数の時代が登場することがわかるだろう。

そして二人の子どもが並んで自転車に乗る姿があるが、そのあと映し出されたのは、枯れ果てた地に子どもたちが乗っていたと思われる放置された自転車。それらを見つめ、写真を撮ろうとするウェイン。ここで事件があったのか...? 随所に見る人間関係。彼らに待ち受ける事件とは...。

シーズン1の『TRUE DETECTIVE/二人の刑事』は、1995年ルイジアナ州の小さな田舎町で娼婦の死体を発見されるところからスタート。捜査を任されたマシュー、ウディ・ハレルソンが演じる二人の刑事が、オカルト儀式のような現場の状況と残忍な手口から連続殺人鬼の凶行と判断。そして、2012年。かつてのオカルト殺人と酷似した死体が発見されたことから事件の再調査が始まった。

シーズン2の『TRUE DETECTIVE/ロサンゼルス』では、コリン・ファレル、レイチェル・マクアダムス、ヴィンス・ボーン、テイラー・キッチュという主役級の映画スターたちが共演。ハイウェイ・パトロールの白バイ警官が遭遇した死体は目玉をくり抜かれ、まるで宗教儀式を想起させるような損傷が加えられていた不可解な殺人事件。この事件をきっかけに、異なる組織に所属する3人の刑事と、ギャングを牛耳る男が繋がる...。だが、その事件の背後には巨大で深い闇と、巨額の金が動く犯罪の数々があった...。そして殺人事件は思わぬ方向へと変えていく。

『TRUE DETECTIVE/トゥルー・ディテクティブ』シーズン3は、2019年1月に米HBOにてプレミア放送予定。(海外ドラマNAVI)

Photo:『TRUE DETECTIVE』シーズン3