ポスト『ゲーム・オブ・スローンズ』と呼べそうな、ロバート・ジョーダンによる大河ファンタジー小説「時の車輪(The Wheel of Time)」。そのドラマ版を、ソニー・ピクチャーズ・テレビジョンが製作するとのニュースは昨年にお伝えした。長年待ち望まれていた映像化の製作に米Amazonが加わり、シリーズを発注したことが明らかとなった。米Deadlineが報じている。
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全14巻からなる重厚長大な小説「時の車輪」シリーズ。闇と戦う軍勢をまとめることができる竜王の再来を求めて、旅をする主人公の冒険を描くストーリー。1990年に第1部「竜王伝説(The Eye of the World)」が刊行され、2007年にジョーダンが亡くなった後は、第12部からブランドン・サンダースンが執筆を引き継いでいる。
同小説を映像化する企画は、21世紀に入ってから何度も立ち上がっていたが実現には至らなかった。だが、2004年に映像化権を獲得した米Red Eagle Entertainmentが、2015年にビリー・ゼイン(『タイタニック』)を主役に据えた22分のパイロット版『Winter Dragon(原題)』を製作。その翌年にジョーダンの妻ハリエット・マクドゥーガルがドラマシリーズの製作を発表し、ようやくソニー・ピクチャーズのもとでプロジェクトが動き出したという経緯がある。
ドラマ版の脚本・製作総指揮を担いショーランナーを務めるのは、『エージェント・オブ・シールド』『ヘムロック・グローヴ』『CHUCK/チャック』の脚本に参加したレイフ・ジャドキンス。
ソニー・ピクチャーズ・テレビジョンの共同社長クリス・パーネルは、「我が友であるAmazonと一緒に、ドラマ版「時の車輪」を製作できることに心が沸き立っています。ジョーダンの世界を映像化する準備が整い、原作の大ファンである素晴らしいビジョンを持ったジャドキンスと巡り合えました」と、ドラマ版にかける意気込みを語っている。(海外ドラマNAVI)
Photo:『ゲーム・オブ・スローンズ』
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