『ウォーキング・デッド』ハーシェル役スコット・ウィルソン逝去でキャストが追悼コメント

大人気ドラマ『ウォーキング・デッド』で、リックの良き友でもあった獣医師ハーシェル・グリーンを演じたスコット・ウィルソンが、10月6日(土)、白血病のため76歳で死去した。それに伴い、共演者らがコメントを発表。米USなど複数のメディアがその死を悼んでいる。

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10月7日(日)に本国でオンエアされたシーズン9の初回エピソードの始まりは、スコットへのトリビュートとして、彼の写真に"スコット・ウィルソンを追悼"と書かれたワンショットが放送された。スコットは、同作のシーズン2、3、4と出演。ハーシェルは、ガバナーの捕虜となり首を切断されると首だけでウォーカーとなり、最終的にミショーンに殺されその出番を終えていた。

だが、以前ショーランナーを務めるスコット・ギンプルは「蘇らせるなら、ハーシェルがいい。スコット・ウィルソンは素晴らしかったので」と語っていた。その結果、今月6日(土)にニューヨークで開催されたコミコンでは、シーズン2で降板したシェーン役のジョン・バーンサルと共に、スコットがシーズン9に復帰することが発表されファンを喜ばせていた矢先だった。

このたびの訃報を受け、『ウォーキング・デッド』キャストや関係者それぞれが以下のように追悼の意を述べている。

・放送局AMC
「スコットは素晴らしい俳優で、仕事を通じて我々は人間として更に素晴らしい彼を知ることができたことに感謝しています。彼の演じたハーシェルは、この作品の要となる役でした。スコットのように、ハーシェルはそれぞれが選んだ今日までの道を知らしめてくれるようなキャラクターでした。スコットのご家族の皆様、ご友人、多くのファンの方々、お悔やみ申し上げます」

・『ウォーキング・デット』公式Twitter
「ハーシェル役を演じた素晴らしい俳優のスコット・ウィルソンが76歳で死去したことを、深い悲しみとともにここにご報告致します。彼のご家族やご友人に祈りを捧げます。スコット、天国で安らかに。私たちは皆、あなたのことが大好きです」

・カリー・ペイトン(エゼキエル役)
「スコットに初めて会った時、彼は私を抱きしめて、家族の一員になったと言ってくれた。だから、私には家族を養う義務があると言った。スコット、今までずっとそうしてきたつもりだし、これからも続けるよ。約束だ。いつか別の世界でまた会おう、友よ」

・ノーマン・リーダス(ダリル役)
「今まで出会った中でスコットが一番好きだった。寂しくなるよ。最愛の友よ」

・ローリー・ホールデン(アンドレア役)
「今日、最も素晴らしい人類の一人を失いました。スコット・ウィルソンは、ピュアな愛情と優しさ、優美さと気高さそのものでした。落ち込んでいる時、私をいつも笑わせてくれました。彼は本当に、愛の人だったのです。一生、彼を想い続けるでしょう」

・チャンドラー・リッグス(カール役)
「僕とスコットはいつもセットで、指を銃に見立てたポーズをして、"my main squiz(一生の友)"なんてお互い言い合っていたけど、未だにその意味がわからない。でも、寂しくなるよ。スコットからたくさんのことを学んだ。もう一緒にいられないと聞いてとても悲しいよ。僕に話してくれたこと、セットで一緒に過ごした時間は一生忘れない。愛しているよ」

同作以外でも、『CSI:科学捜査班』のサム・ブローン役や『オーメン』のジョン・ライオンズ役など、数多くの作品に出演していたスコット。『ウォーキング・デッド』シーズン9の出演シーンはすでに撮影済みだという。

スコットのカムバック姿が見られる『ウォーキング・デッド』シーズン9はFOXチャンネルにて10月8日(月)より放送中。皆に愛されたスコットの冥福を心より祈りたい。(海外ドラマNAVI)

Photo:『ウォーキング・デッド』シーズン4
(C) Gene Page/AMC