米CBSが再び、DCコミックスをTVシリーズ化へ

米CWによるTVシリーズ作品や、米国時間10月12日(金)より、大手アメコミ出版社DCコミックスがデジタル映像配信サービスDC Universeを開始する中、米CBSが再びDCコミックスのドラマ化に乗り出すことが明らかとなった。米Cinema Blendなど複数のメディアが報じている。

CBSが取り掛かっているプロジェクトは、「Secret Six」のドラマ化。個々に曖昧な道徳観を持つ6人組は、謎の人物に脅迫されたことで出会う。そして政界と大企業、彼らを取り巻く世界の腐敗を暴くためにチームとして結託せざるを得なくなってしまう...というストーリー。現時点ではキャラクター6人の詳細は不明だが、それぞれがユニークな特殊能力と謎めいた過去を持っているのではないかと思われる。

脚本を務めるのは、『SUITS/スーツ』のクリエイター、リック・ムラーギ。彼は、『ラッシュアワー』のビル・ローレンスとジェフ・インゴールドとともに、製作総指揮にも名を連ねる。ドラマ版『Secret Six』は、発注されなければ、放送局が製作者にペナルティを支払う契約をCBSと結んでいるため、シリーズ化される可能性は高そうだ。

実のところ、CBSは以前にもDCコミックス作品をドラマシリーズ化したことがあった。2015年に『SUPERGIRL/スーパーガール』を製作して評価は高かったものの、製作費が掛かりすぎて同局では更新が不可能に。その後シーズン2よりCBSからCWに移り、シーズン4が10月14日(日)より放送開始される。本シリーズは、同じくCW製作の『ARROW/アロー』『THE FLASH/フラッシュ』などとクロスオーバーし人気を博している。

今度こそ、CBSがドラマ版『Secret Six』を成功させ、看板シリーズにすることが出来るのか、今後の動向を見守っていきたい。(海外ドラマNAVI)

Photo:CBSが製作した『SUPERGIRL/スーパーガール』シーズン1
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