アンドリュー・リンカーン、『ウォーキング・デッド』が続いていくためにはリックが去る必要があった

現在放送中のシーズン9で、『ウォーキング・デッド』を降板することが決まっているリック・グライムス役のアンドリュー・リンカーンが、「シリーズが続いていくためにはリックが去る必要があった」と語っていることがわかった。米Entertainment Weeklyが報じている。

同紙のインタビューに応じたアンドリューは、「番組のオリジナルDNAには美しい何かがあるが、それは変化するからなんだ。番組は続いていくし、これからも素晴らしくあり続ける。変化と進化があることが重要であって、リックの旅立ちは変化の一つにすぎない。レニーがスピンオフのために去った時にもそれが分かっていたし、見事な選択だったんだ」と、『フィアー・ザ・ウォーキング・デッド』へ移ったモーガン役のレニー・ジェームズを例に挙げ、俳優の卒業は番組が続くために必要な変化の一つに過ぎないと答えた。

「他の人が手綱を握り、新たな道を切り開くことで恩恵を受けると思っている時に、長く居座り続けたくないんだ。それが今、まさに起こっていることだと思う。卓越した役者である大切な仲間が素晴らしい仕事をして、新しい番組に改革しようとしているのを見るのは美しくもあり、本当に嬉しくもあるんだ」と続け、自分がシリーズを去ることは正しい選択だと考えていることを語った。

リック役を卒業してしまうアンドリューだが、監督業を学ぶために補佐としてシーズン10にカムバックし、来年あたりには独り立ちして監督を務めたいと明かしていた。

リックの登場が見納めとなる『ウォーキング・デッド』シーズン9は、FOXチャンネルにて毎週月曜日22:00より放送中。(海外ドラマNAVI)

Photo:『ウォーキング・デッド』シーズン9より
(C) Gene Page/AMC