『FAMOUS IN LOVE』ベラ・ソーン、ディズニー番組終了時には手元に200ドルしかなかった!

米ディズニー・チャンネルの『シェキラ!』で人気を博した女優/ダンサー/歌手のベラ・ソーン。ハリウッドの映画業界を舞台にスターへの階段を駆け上がる女子大生のシンデレラ・ストーリー『FAMOUS IN LOVE』で主演を務めるなど、躍進し続けるベラだが、彼女の21年間の人生は決して順風満帆なものではなかったという。米Peopleが伝えた。

過酷な状況で育ってきたベラ・ソーン

ティーンや同世代のファンにとってはまさに憧れの存在であるベラ。しかし実は、9歳の時に交通事故で父親を亡くし、ある時から14歳まで性的虐待を受け、18歳の時にほぼ無一文になってしまうなど、幼少期から過酷な日々を過ごしてきたのだ。このほど、米L.A. Timesのインタビューに答えた彼女は、ディズニーのトップスターに登りつめたにもかかわらず、お金がなかった時代について振り返っている。

ゼンデイヤとともに主演を務めた『シェキラ!』で一躍有名になったベラだが、3年間主演を務めた後、彼女の手元にはわずか200ドル(約22,000円)しか残っていなかったという。お金の行方について聞かれたベラは「わかってるでしょ」と返答。L.A. Timesは、子役の権利を守るためにカリフォルニア州で制定されているクーガン法が関係していると推測している。(クーガン法では、子役が稼いだお金をその両親が遣い尽くしてしまうことを防ぐために、雇用主側が子役のギャラの15%を徴収して、子役が成人を迎えるまで積み立てておくことが義務付けられている)

そのため、ベラは当時交際していた同じくディズニー出身のグレッグ・サルキン(『ウェイバリー通りのウィザードたち』)にご飯をおごってもらっていたそう。しかし、父親から自分の分は自分で払うことを教えられていたため、きまり悪い思いをしていたという。「こんな風に落ちるものだと思ってもみなかった。もう一人の私が、"しっかりして、ベラ。世の中そんなに甘くないわよ。あなたもわかっているはずよ"というの」

幼少期から過酷な経験を重ねてきたベラだが、「私は自分の人生が好きよ。ひどいことばかりだったけど、"なぜ私なの?"と考えれば、私がそれに耐えられるだけ強かったから。その経験が今の私を作ったの」と自分の強さを誇りに、今は幸せを感じているという。

現在はInstagramでの収入も大きく、200ドルの地獄を見た1年半後にはInstagramで得た収入からマンションも購入している。たくましく成長し続けているベラの主演ドラマ『FAMOUS IN LOVE』は、11月23日(金・祝)22:00よりスーパー!ドラマTVにて独占日本初放送スタート。『FAMOUS IN LOVE』作品詳細はこちら。(海外ドラマNAVI)

Photo:『FAMOUS IN LOVE』
(c) Warner Bros. Entertainment Inc.