【年末年始におすすめ!】一気見必至のドロドロな人間関係が魅力の海外ドラマ3選

現実世界では考えられないほどドロドロした人間関係が魅力の海外ドラマは、かなりの中毒性があって一気見してしまうもの。全シーズンを一気見するには、年末年始の休みがいい機会。複雑な人間関係が魅力のおすすめドラマをご紹介しよう。

美しすぎる復讐者『リベンジ』

舞台は、高級リゾート地ハンプトン。物語はエミリー・ソーンという若く美しい女性が海辺の家に引っ越してきたところから始まる。彼女の正体は、幼い頃に父を無実の罪で投獄された末に亡くしてしまった過去を持つアマンダ・クラーク。父を陥れた大富豪のグレイソン夫妻に復讐するために名を変えて、グレイソン邸の隣にある父と過ごした海辺の家に帰ってきた。エミリーにとって最も憎むべき、そして手ごわい相手は、父の恋人だったヴィクトリア・グレイソン。周りの人間をも巻き込んでドロ沼と化していく...。

主人公を演じるのは、医療ドラマ『レジデント 型破りな天才研修医』に出演中のエミリー・ヴァンキャンプ。本作でブレイクし、マーベル映画『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』にエージェント13役で登場している。

復讐心に燃えているエミリーが毎回違った方法で敵を破滅させていくさまは、爽快だ。復讐計画は毎回スムーズにいくわけではなく、何度もピンチに陥るが、そのたびに協力者であり、親友のノーランに助けられる。エミリーとノーランの掛け合いは微笑ましく、兄妹のようだ。本国アメリカでも二人の人気は高く、名前をミックスさせて「Nomily」と呼ばれるほど。

視聴したら記録を付けよう。『リベンジ』のデータベースはこちら

英国ドラマ『ダウントン・アビー』

世界中で大ヒットを記録した英国発の歴史時代劇ドラマ『ダウントン・アビー』。20世紀初め英国貴族の大邸宅「ダウントン・アビー」が舞台。当主のグランサム伯爵とその妻、3人の娘、そして使用人たちを中心にドロドロの愛憎劇が描かれる。

なぜ由緒ある伯爵家にドロドロの人間関係が生まれるのか? それは当時の英国の限嗣(げんし)相続という制度が根底にある。貴族が有する莫大な財産や不動産が分散しないために、長男もしくは一番近い男系の親族ただ一人が財産と爵位を相続するという制度。グランサム伯爵には娘しかいないため、長女が結婚して生まれた男子に相続させようと考えていた。そこに1912年、あの有名なタイタニック号の沈没という事故が起き、長女の婚約者が亡くなったという知らせが届く。それによって相続問題がどんどんと複雑になっていく...。

本作では相続問題で揺れる貴族社会と同時に、使用人たちの世界も描かれている。使用人の中にも階級があり、そこにはまた複雑な人間模様が展開される。イギリスの貴族社会というハイソな世界も興味深い。物語の舞台となっている大邸宅はイギリスにあるハイクレア城という豪奢な洋館。本作の大ヒットで一躍有名になり、観光客があとをたたないとか。そのほかにも貴族たちの衣装や料理などにも興味がわいてくる。歴史の教養も身に着くという稀有なドラマ。

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英国ドラマ『ミストレス ~愛人たちの秘密』

アメリカ版のリメイク作品があるが、本作がオリジナル版。大学時代から親友の4人の女性は、医師、弁護士、イベントプランナーなどで働いているが、プライベートでは人に言えない秘密を抱えている。タイトルにある通り全員に愛人がいて、それが普通よりも厄介な関係。その崖っぷちぶりに視聴者は引き込まれていく。日本でいう昼ドラ的な要素のあるドラマ。

また本作はシーズン3までで、1シーズンごとのエピソードも少なく、全シーズン合わせても16話。それだけにテンポよくストーリーが進んでいき、無駄がない。さくっと観られる手軽さも魅力だ。

英国のオリジナル版を観たあとにアメリカのリメイク版『溺れる女たち ~ミストレス~』を観るのもおすすめだ。『LOST』のキム・ユンジンや『チャームド~魔女3姉妹』のアリッサ・ミラノらがキャスティングされている。

ご紹介してきたドラマはドロドロしていてもイヤミス的な要素はなく、観終わったあとはすっきりする作品ばかり。年末年始の休みは現実社会からかけ離れたドロドロ感にはまってみてはいかがだろうか。どの作品もすでに完結しており、最後まで一気見できるのでおすすめ。

(海外ドラマNAVI)

Photo:
『リベンジ』(C) ABC Studios
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