2018年も数多くの新作&人気ドラマの新シーズンが放送&配信されたが、米エンタメ情報サイトEntertainment Weekly(以下EW)が、今年リリースされたドラマトップ10を発表したので紹介しよう。
【米Entertainment Weeklyが選ぶ】2018年の新作ドラマ・ベスト10
10位:『マーベラス・ミセス・メイゼル』(Amazon)
1950年代を舞台に、何不自由ない暮らしをしていた主人公ミッジが夫に裏切られたことを機に、コメディエンヌとしてステージを踏み、新たな人生を歩みだす、ハートフルなコメディドラマ。『ハウス・オブ・カード 野望の階段』などに出演しているレイチェル・ブロズナハンが主演し、エミー&ゴールデン・グローブ賞でも作品賞&主演女優賞をはじめとする多部門でノミネート&受賞を果たしている。『マーベラス・ミセス・メイゼル』はAmazon Prime Video でシーズン1と2を配信中。見どころはこちらの作品データベースから。
9位:『ブルックリン・ナイン-ナイン』(米FOX)
NYのブルックリン警察99分署を舞台に、頭は切れるが子どもっぽいジェイク・ペラルタ刑事を中心に描かれるドタバタコメディ。EWでは、「どのシーンもマックスの笑いが提供されている」と評されている本シリーズは、一度は米FOXで打ち切られたものの、米NBCに救われて復活を遂げている。『ブルックリン・ナイン-ナイン』はNetflixでシーズン1から4を配信中。見どころはこちらの作品データベースから。
8位:『YOU ー君がすべてー』(Netflix)
人気青春ドラマ『ゴシップガール』のダン役でブレイクしたペン・バッジリーが、久しぶりにドラマシリーズに復帰したサスペンス・ドラマシリーズ。本屋に勤めるジョー(ペン)が美しい女性ベックに一目惚れし、SNSなどを駆使してあの手この手で近づき、ストーカーと化していく...。「コミカルで魅力的だが、不安定でサイコなジョーをペンが怪演している」と絶賛されている。『YOU ー君がすべてー』はNetflixで12月26日(水)よりシーズン1を配信開始。見どころはこちらの作品データベースから。
7位:『ベター・コール・ソウル』(米AMC)
大ヒットドラマ『ブレイキング・バッド』に登場した悪徳弁護士ソウル・グッドマンことジミー・マッギルが、ソウルになる前の時代を描いた前日譚となるスピンオフ。ついにシーズン4の放送が終了し、ますます本家『ブレイキング・バッド』の物語に迫りつつあり、オリジナルに勝るとも劣らない緻密な脚本とキャラクター構築が冴える傑作シリーズ。『ベター・コール・ソウル』はシーズン1から4までをNetflixで配信中。見どころはこちらの作品データベースから。
6位:『コブラ会』(YouTube Premium)
1980年代の大ヒット映画『ベスト・キッド』シリーズの30年後を描くドラマ版。主人公ダニエルのライバルだったジョニーが再び残忍な道場「コブラ会」を復活させ、二人が再び火花を散らす展開に。EWでは、「酷いアイディアだと思われたが、エンターテイメント性に溢れた面白い現実となった」と評価されている。オリジナルに主演したラルフ・マッチオと、ジョニー役のウィリアム・ザブカもカムバック。見どころはこちらの作品データベースから。
5位:『POSE』(米FX)
『Glee/グリー』のライアン・マーフィーが手掛ける本シリーズは、LGBTQのキャラクターが派手な衣装を身にまといダンスでバトルを繰り広げつつも、親子の絆や友情、夢といった普遍的なテーマを軸に物語が紡がれるヒューマンドラマ。EWでは、「2018年で最もハートウォーミングな番組」だと評されている。見どころはこちらの作品データベースから。
4位:『バリー』(米HBO)
殺し屋の主人公バリーが、ひょんなことから俳優を目指すブラックコメディで、コメディアンのビル・ヘイダー(『サタデー・ナイト・ライブ』)が主演&クリエイターを務めている。PTSDを負った根暗なバリーの心の痛みが、パンチの効いた最高のブラックユーモアで綴られ、バイオレンスとの共存も絶妙な痛快作。第70回エミー賞でコメディ部門作品賞&主演男優賞に輝いた。『バリー』はAmazon Prime Video でシーズン1を配信中。見どころはこちらの作品データベースから。
3位:『The Good Fight/ザ・グッド・ファイト』(米CBS All Access)
大人気リーガルドラマ『グッド・ワイフ』のスピンオフで、オリジナルに登場した弁護士ダイアン・ロックハートを主人公にしたシリーズ。シーズン2では、2016年のドナルド・トランプが当選した大統領選が描かれ、分断され混沌と化した現代アメリカの現実を、ユーモアも織り交ぜながら的確に反映していると高く評価されている。『The Good Fight/ザ・グッド・ファイト』はAmazon Prime Video でシーズン1と2を配信中。見どころはこちらの作品データベースから。
2位:『キリング・イヴ/Killing Eve』(BBCアメリカ)
大人気医療ドラマ『グレイズ・アナトミー』のクリスティーナ役で知られるサンドラ・オーが主演するスパイドラマ。英MI5の諜報員イヴ(サンドラ)と暗殺者ヴィラネルの追いつ追われつの攻防戦がスリリングに描かれ、英BBCで放送された直後に瞬く間に話題となったシリーズ。第70回エミー賞主演女優賞にサンドラがノミネートされ、アジア人女優初の受賞となるか大きな注目を集めていた。日本でも、2019年2月よりWOWOWプライムにて日本独占放送開始。『キリング・イヴ/Killing Eve』見どころはこちらの作品データベースから。
1位:『アメリカン・クライム・ストーリー/ヴェルサーチ暗殺』(米FX)
1997年7月に暗殺された有名ファッション・デザイナー、ジャンニ・ヴェルサーチの殺人事件と、その犯人で同性愛者だったアンドリュー・クナナンの謎多き半生に迫るクライム・サスペンス。『Glee』のライアン・マーフィーが指揮を執り、同シリーズのブレイン役で知られるダレン・クリスがクナナンを演じ、エミー賞主演男優賞を初受賞。EWでは、「アメリカが"Don"t Ask, Don"t Tell(聞くな、答えるな)"政策を実行しようとし、同性愛者の市民を軽視した時代を振り返り鮮明に描いた作品」だと評している。『アメリカン・クライム・ストーリー/ヴェルサーチ暗殺』はスターチャンネル(BS10ch)にて放送中。見どころはこちらの作品データベースから。
トップ10にランクインしているシリーズは国内でも配信・放送している作品が多い。上記ランキングを参考に、気になる作品を年末年始に鑑賞してみてはいかがだろうか。(海外ドラマNAVI)
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『YOU ー君がすべてー』
『The Good Fight/ザ・グッド・ファイト』
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『アメリカン・クライム・ストーリー/ヴェルサーチ暗殺』
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『キリング・イヴ/Killing Eve』(C)BBC AMERICA