2019年1月1日に生誕100周年を迎える「ライ麦畑でつかまえて」の作者J.D.サリンジャー。全世界の若者に衝撃を与え、"青春のバイブル"と表される作品を生み出したサリンジャーのこれまで語られてこなかった謎に満ちた半生、そして小説の誕生秘話描く映画『ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー』が2019年1月18日より全国公開となる。
これまで神秘のベールに包まれてきた、孤高の天才作家サリンジャーを演じるのは、英国出身、29歳の俳優ニコラス・ホルト。『X-MEN』シリーズのハンク・マッコイ/ビースト役や、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』で知られるニコラスの20代最後の一年となる2019年は、彼が出演する作品が目白押しだ。その中から本作を含む注目作品4選を紹介しよう。
1:『ウォーターシップ・ダウンのウサギたち』
・Netflixにて12月23日(日)より配信中
英作家リチャード・アダムスが1972年に出版した児童文学をもとに映像化。人間たちの乱開発に、住処が脅かされ新たなる安住の地を求めて未知なる冒険の旅に出た野ウサギたちに大きな危機がせまる時、思いもよらないリーダーが立ち上がる。仲間と新たな家を目指すウサギ達の行く手には、数々の危険や苦難が待っていた――。ウサギが主人公でありながら寓話的ではなく英雄物語的に描かれていることもポイント。ニコラスは、ジェームズ・マカヴォイ(『X-MEN』)やジョン・ボイエガ(『スター・ウォーズ』)らと共に声優として参加している。
2:『ライ麦畑の反逆児/ひとりぼっちのサリンジャー』
・2019年1月18日(金)公開
世界中で販売総数累計6,500万部を突破し、日本でも累計320万部を超え、村上春樹による新訳も大きな話題となった不朽の名作「ライ麦畑でつかまえて」。20世紀半ばの華やかなNYを舞台に、若きサリンジャーが自分の作風を見つけ出そうと試行錯誤を重ねる姿、社交界のセレブとの恋の顛末、恩師との運命的な出会い、第二次世界大戦の最前線での経験によるトラウマにもがき苦しむ姿...そして圧倒的な名声と富を手に入れながら、なぜその絶頂期に文壇から姿を消したのか? 不朽の名作を生みだした作家サリンジャーのこれまで語られてこなかった謎に満ちた半生、そして小説の誕生秘話を描く自伝的映画で、全米では2017年に公開。共演者にサラ・ポールソン(『アメリカン・ホラー・ストーリー』)、ケヴィン・スペイシー(『ハウス・オブ・カード』)、ゾーイ・ドゥイッチ(『セットアップ:ウソつきは恋のはじまり』)、ホープ・デイヴィス(『ウェイワード・パインズ 出口のない街』)、ヴィクター・ガーバー(『レジェンド・オブ・トゥモロー』)ら、海外ドラマでもお馴染みの面々が名を連ねる。
3:『女王陛下のお気に入り』
・2019年2月15日(金)公開
ギリシャの鬼才ヨルゴス・ランティモス監督が、18世紀イングランドの王室を舞台に描く歴史サスペンス。フランスとの戦争下にあるイングランド。女王アンの幼なじみレディ・サラは、病身で気まぐれな女王を動かし絶大な権力を握っていた。そんな中、没落したサラの従妹アビゲイルが召使いとして働くことになる。サラに気に入られ侍女となったアビゲイルの中には、生き残りをかけた野心が芽生えていた。戦争をめぐる政治的駆け引きが繰り広げられる中、サラとの友情を通して女王の心をつかみ貴族への地位の返り咲きのチャンスをつかもうとするアビゲイルだったが...。ニコラスは、戦費のために税金を上げることに反対するトーリー党のハーリーを演じ豪華な宮廷衣装を着こなしている。
4:『X-MEN:ダーク・フェニックス』
・2019年6月公開
『X-MEN』シリーズ7作目となる最新作。テレパシーとサイコキネシス(念動力)の特殊能力を持つX-MENのメンバー、ジーン・グレイは宇宙ミッションでの事故が原因でダークサイドが増幅し、封じ込めていたはずの別人格"ダーク・フェニックス"が解き放たれる。"ダーク・フェニックス"により地球の生命体が全滅しかねない世界最大の危機に、スーパーヒーローチーム、X-MENが立ち向かう物語。ニコラスは、超人的な怪力と瞬発力を備え巨大な手足を持つビースト役を前作から引き続き演じる。
小説「ライ麦畑でつかまえて」の作家から、縦ロールが麗しい英国政治家やミュータントまで...2019年のニコラスから目が離せない! 『ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー』は1月18日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ他にて全国ロードショー。(海外ドラマNAVI)
Photo:『ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー』
© 2016 REBEL MOVIE, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.