映画『アベンジャーズ』や『キャプテン・アメリカ』シリーズをはじめとするMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)作品。2018年は『ブラックパンサー』『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』が公開され、2019年も『キャプテン・マーベル』『アベンジャーズ/エンドゲーム(原題)』など続々公開となる。もちろん、ドラマ界でもMCU作品が続々と誕生している。そこでマーベルTVシリーズのファンのために、米CBRがまとめた製作&撮影秘話11選を<前・後編>でお届け。
目次
6.フィン・ジョーンズは15分で戦闘シーンをマスター!
Netflixの『アイアン・フィスト』は、辺境の地クンルンでカンフーの修行を積んだダニー・ランドが故郷のニューヨークに戻り、悪の組織と戦う姿が描かれるアクションシリーズ。しかし撮影が押してしまったため、キャストがアクションを習得する十分な時間を確保できず、ダニー役のフィンはたった15分で動きを覚えなければならなかったという。本シリーズは、残念ながら打ち切りとなってしまった。
7.異人種間の恋愛が問題に!?
『ジェシカ・ジョーンズ』では、被害者になった主人公のトラウマやアルコール依存症といったテーマが取り上げられているが、普通だったら問題になりそうにない白人のジェシカと、アフリカ系のルークの恋愛を問題視する視聴者がいた模様。シーズン1が配信開始された後、ジェシカの写真がヘイトクライムのウェブサイトに投稿されていたそうだ。
8.MCU作品における一番の貢献者はクラーク・グレッグ!?
シーズン6へ更新が決定している『エージェント・オブ・シールド』で、シーズン1からレギュラー出演しているフィル・コールソン役のクラーク・グレッグ。彼は、映画『アイアン・マン』や『マイティ・ソー』、『アベンジャーズ』にも同役で出演するだけでなく、アニメシリーズ『アルティメット・スパイダーマン』でも29話にわたりコールソンの声を演じている。
9.視力を遮るコンタクトレンズを使用したチャーリー・コックス
『デアデビル』で、デアデビルことマット・マードックを演じるチャーリーは盲目の役を演じるにあたり、シーズン1では視力を遮るコンタクトレンズを着用して撮影に挑んだのだとか。しかし、そのコンタクトを入れていると、テイクの合間にスタッフがチャーリーの手を引いて案内せねばならず、シーズン2からはコンタクトなしで撮影するようになったそう。
10.『ルーク・ケイジ』を映画化したかったクエンティン・タランティーノ
メガホンを取った『レザボア・ドッグス』が1991年に公開された後、タランティーノ監督が、ローレンス・フィッシュバーン(『マトリックス』シリーズ)を主役に据えた『ルーク・ケイジ』を映画化したいと語っていたが実現しなかった。
11.個性的な作品『エージェント・カーター』
キャプテン・アメリカの恋人ペギー・カーター(ヘイリー・アトウェル)を主人公に、第二次世界大戦後の1946年を舞台にしたTVシリーズ。CGIによるデジタル処理が最小限で、ほとんどカメラ撮影のみのシーンで製作されたため、他のMCU作品とは一味違うノスタルジックな雰囲気が漂う個性的なシリーズになっている。
(海外ドラマNAVI)
Photo:
『アイアン・フィスト』(c)Myles Aronowitz/Netflix
『エージェント・オブ・シールド』(c)ABC Studios & Marvel
『デアデビル』(c)Netflix
『ザ・ディフェンダーズ』(c)Courtesy of/Netflix