1993年から12シーズンにわたり放送され、ゴールデン・グローブ賞ドラマ部門作品賞にも輝いたロウワー・イーストサイドの15分署を舞台に刑事たちの活躍を描く『NYPD BLUE ~ニューヨーク市警15分署』。米ABCが製作する本シリーズの続編となるリバイバル版に、なんとオリジナルキャストも出演することが明らかになった。米Varietyが報じている。
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オリジナル版のシーズン2からシーズン11まで、ダイアン・ラッセル刑事役で出演していたキム・デラニーと、シーズン2からシーズン12のフィナーレまで、ジョン・アーヴィン役で出演していたビル・ブロークトラップの二人が懐かしの役どころで復帰する。
オリジナル版では、NY市警察のベテラン刑事アンディ・シポウィッツを中心に描かれたが、リバイバル版では15分署の刑事となったシポウィッツの息子テオが、殺害された父親の死の真相を究明するストーリーで進んでいく。
すでに、メインキャストの一人として、『SUPERNATURAL スーパーナチュラル』でジョー・ハーベルを演じているアロナ・タルのキャスティングが決まっている。アロナはニコール・ラザラス刑事役で、夫に離婚を言い渡され、なんとか夫から慰謝料をふんだくろうとし、男たちとカジュアルな関係を持つことで離婚の傷を癒そうとするという役どころ。
今回復帰するキムは、オリジナル版の出演後、『アーミー・ワイフ』のクラウディア・ジョイ・ホールデン役でシーズン1から6まで主演を務めたほか、『The OC』『MURDER IN THE FIRST/第1級殺人』などにゲストとして登場。一方、ビルは『Major Crimes ~重大犯罪課』のジョー・バウマン役でシーズン2から5まで出演し、『シェイムレス 俺たちに恥はない』や『デクスター ~警察官は殺人鬼』などでも活躍した。
リバイバル版で指揮を執るのは、オリジナル製作にも携わったマット・オルムステッド(『シカゴ』シリーズ)とニコラス・ウートン(『SCORPION/スコーピオン』)、ジェシー・ボチコー(『エージェント・オブ・シールド』)。3人はパイロット版の脚本も手掛け、ボチコーが監督を担うとのこと。ボチコーは、オリジナル版のクリエイターだったスティーヴン・ボチコーの息子で、オリジナル版でも10話で監督を務めていた。(海外ドラマNAVI)
Photo:『NYPD BLUE ~ニューヨーク市警15分署』
(前列の左から二番目キム・デラニー、後列左から一番目ビル・ブロークトラップ)
(c)Mary Evans/amanaimages