米TNTで製作される本シリーズは、神秘的な未踏の惑星で、人間の子どもを育てるタスクを課せられた2台のアンドロイドを中心に描かれる作品。人間のコロニーが急増するにつれ、宗教の違いが原因でコロニーが崩壊する危機に面し、アンドロイドが人間の信念を操ることは危険で困難なタスクであることを学んでいく...というストーリー。
トラヴィスが演じるのは、カリスマ性のある兵士マーカス。サバイバルを繰り広げた末、呪われた地球を脱出するために彼と妻スーは危険な決断を下し、その秘密を守らなくてはならなくなるという。
意志が強く経験豊富な衛生兵スーをニアフ・アルガー(『フロム・ザ・ダーク 』)が演じ、マーカスとスーの12歳の息子ポールに扮するのはフェリックス・ジェイミソン(『The Ghost(原題』)。その他には、人間の子どもに惜しみない愛情を注ぐアンドロイドの父親役にアブバカル・サリム(『Fortitude(原題)』)、アンドロイドの両親に育てられた12歳の少年チャンピンオンにウィンタ・マクグラス(『ドクター・フー』)、高い知性を誇る17歳の少年ハンター役にイーサン・ハザード(『The Dare(原題)』)、宗教の教えのもと育てられたが、信仰心が薄い17歳の少女テンペスト役にジョーダン・ロックラン(『エメラルドシティ』)、奇妙な新世界で、自分の居場所を探そうとする15歳の戦士ホリー役にアーシヤ・シャー(『埋もれる殺意 ~39年目の真実~』)、最年少のキャラクターで、最も恐れを知らない9歳の少女ヴィタ役にアイヴィー・ウォン(『Maleficent(原題)』)がキャスティングされている。
これまでにスコット監督は、人気リーガルドラマ『グッド・ワイフ』や歴史改変SFドラマ『高い城の男』といったシリーズで製作総指揮を手掛けてきたが、ドラマ作品でメガホンを取るのは『Raised by Wolves』が初となる。脚本&ショーランナーは、リメイク版『パピヨン』や『プリズナーズ』で脚本を担ったアーロン・グジコウスキ。
『Raised by Wolves』は、今月から南アフリカ共和国にて撮影スタート。(海外ドラマNAVI)
Photo:トラヴィス・フィメル
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