"伝説のヴァイキング王"ラグナルを演じるトラヴィス・フィメル 作品への思い

歴史エンターテイメント専門局のヒストリーチャンネルが初めて手掛けるテレビドラマとして話題の『ヴァイキング~海の覇者たち』。本作の主人公ラグナルを演じるトラヴィス・フィメルはオーストラリア出身の俳優。これまでドラマ作品への出演は多くなかったものの、演技のサンプル映像を見た製作総指揮のマイケル・ハーストから「ラグナルはトラヴィスしかいない」と大抜擢を受けた。"伝説のヴァイキング王"を演じることへのトラヴィスのこだわりが感じられるインタビューをお楽しみください!

―のちにヴァイキング王となるラグナルを演じる上で心掛けたことはなんですか?

夫、父親、そしてヴァイキングを率いるリーダーとして説得力があるように、そして視聴者が共感できるように心がけた。とにかく演じることに集中したよ。その他の準備としては、ヴァイキングについてリサーチをしたことかな。

―ラグナルを演じていて大変だったことはありますか?

特に大変だとは思わなかったよ。演じていて本当に楽しかったんだ。マイケル・ハーストはとても才能のある脚本家だし、たくさんの才能あふれるスタッフとも仕事ができた。スタッフが一丸となって作り上げた作品なんだ。

 

―今作にはさまざまなキャラクターが登場しますが、特にお気に入りなのは誰ですか?

ギーダやビヨルンといった子供たちからは刺激を受けたね。あの2人は僕が大好きなキャラクターたちだよ。
ほかにもガブリエル・バーンの演じるハラルドソンが大好きなんだ。ガブリエルは仕事に熱心に取り組む俳優で、本当に彼のことが大好きだ。共演できたことを光栄に思っているよ。作中ではよく衝突するんだけどね。ガブリエルは従来のやり方のリーダーである一方、ラグナルは世界を広げたいという新しい考え方のリーダーだから。

―これまでの撮影の中で一番印象に残っているシーンはなんですか?

船でイングランドに向かうシーンが良かった。美しい風景や船がとても気に入っているよ。

 

―本作とその他の作品とで、演技する上での大きな違いはありますか?

来年、レジェンダリー・フィルムから、ゲームの『World of Warcraft』が基になった『Warcraft(原題)』という映画が公開されるんだけど、CGやモーションキャプチャーといった特殊効果がたくさん使われているんだ。多くのシーンで共演者と直接会話を交わすのではなく、CGで処理されることが前提の演技だった。アイルランドの美しいロケーションの中で撮影し、実際に相手と会話ができた『ヴァイキング』のほうが演技はしやすかったね。それぞれ大きく異なった撮影経験さ。

―日本語吹替キャストの土田大さんが、「ラグナル(トラヴィス)はいろいろなシーンで不敵な笑みをみせるのがとても印象的なんだよ」、と話していました。あれは狙った演技なんですか?

もちろんそうだよ!

―日本の視聴者に向けてメッセージをお願いします!

日本の視聴者にも楽しんで見てもらえることを願うよ。脚本のマイケル・ハーストをはじめ、衣装担当や美術を担当したスタッフもみんな、本当に有能なスタッフばかりが携わった作品だよ。制作過程は本当に楽しかった。だから僕と同じような気持ちで、楽しんで見てもらいたいな。

 

ヒストリーチャンネル史上初となる歴史ドラマ『ヴァイキング~海の覇者たち~』は、2月22日(日)21時より日本初放送スタート!

Photo:『ヴァイキング~海の覇者たち~』 ラグナル・ロズブローク
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