Netflixのマーベルドラマがすべて終了へ! 超人的なパワーを持つスーパーヒロインの活躍を描くアクションドラマ『Marvel ジェシカ・ジョーンズ』と、『Marvel デアデビル』に出演するキャラクターを主人公にしたスピンオフ『Marvel パニッシャー』の両作が、それぞれ幕を閉じることが明らかになった。米Hollywood Reporterなど複数のメディアが報じている。
現在シーズン1と2が配信中の『Marvelジェシカ・ジョーンズ』は、シーズン3でシリーズ最終章を迎える。撮影は終了しているが、現時点で配信日は未定だ。本シリーズショーランナーのメリッサ・ローゼンバーグは、シーズン3のクランクアップ後にワーナー・ブラザースと契約を結んでおり、彼女に代わる新ショーランナーはまだ発表されていない。1月18日(金)よりシーズン2が配信されたばかりの『Marvel パニッシャー』は本シーズンをもって終了が決定。
昨年12月、『Marvel アイアン・フィスト』と『Marvel ルーク・ケイジ』に続いて『Marvel デアデビル』のシーズン更新が叶わなかった時点で、シリーズ脚本家のタマラ・ベッカーが「Netflixにおけるマーベル・ユニバースが終わりを告げるのではないか」とインタビューで語っていたことが現実となってしまった。
Netflixはこの報道に関し、以下のような声明を発表した。「ショーランナーのスティーヴ・ライトフット始め、素晴らしいスタッフや、ジョン・バーンサル含むキャストたちは、ファンのために高評価に値する緊迫したストーリーをお届けしてきました。今後も長年に渡ってNetflixで配信されることを誇りに思います。また更に、『Marvelジェシカ・ジョーンズ』もシーズン3がフィナーレとなります。ピーボディ賞など数々のアワードを受賞した画期的なこの作品を3年にわたって生み出してくれたショーランナーのローゼンバーグや、主演のクリステン・リッター、キャスト全員、そして製作スタッフに感謝しております。マーベルとの5年間にわたる実りのあるパートナーシップと、配信初期より熱心に視聴してくださったファンの皆様に感謝しております」
だが、マーベル側からの発表は少しトーンが違うようだ。上記作品全てのプロデューサーであるジェフ・ローブは、マーベル公式サイトに「マーベルファンの皆様へ」と題した以下のようなコメントを掲載。
「各々の作品には、それぞれに有能なショーランナー、脚本家、監督、キャスト、スタッフがいました。マーベルは、そんな彼らの力をあわせて、全部で13シーズン、合計161話のエピソードを作りあげました。マーベル・テレビジョンを代表して、感謝の言葉を述べたいと思います。パートナーであるNetflixは、この素晴らしいキャラクターたちの物語を打ち切りにするという発表をしたかもしれません。ですが、皆さんはマーベルのことを良く理解しておられます。マシュー・マードックの父親はかつてこんなことを言いました。"男の価値は、どんな風に倒されるかではなく、どんな風に立ち上がるかで決まる"と。今後をお楽しみに!」
意味深なコメントだが、もしかするとマーベル側で全作品をまとめて製作していく意図があるのかもしれない、ともとれるこの発言。今後のマーベル作品の進捗が気になるところだ。続報が入り次第、お伝えしたい。(海外ドラマNAVI)
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『Marvel ジェシカ・ジョーンズ』©David Giesbrecht/Netflix