『フラーハウス』ロリ・ロックリン、『デス妻』フェリシティ・ハフマンらが子どもの裏口入学斡旋で訴追!

大人気ファミリーコメディ『フルハウス』と、そしてその30年後を描くNetflixオリジナルシリーズ『フラーハウス』でベッキーを演じているロリ・ロックリンと、主婦たちの秘密を追い大ヒットした『デスパレートな妻たち』でリネットを演じたフェリシティ・ハフマン。この二人が、子どもたちを裏口入学させたとして訴追された。米CNNなど各メディアが一斉に報じている。

現地時間3月12日(火)、ロリやフェリシティを含む50人の著名人が、米検察当局により訴追された。訴追されているのは、富裕層である企業幹部や資産家がほとんどで、彼らはウィリアム・シンガー被告が運営する偽の慈善団体に謝礼金を支払うことで、米大学進学適性試験であるSATやACTでの替え玉受験などの不正を行ったり、大学のスポーツチームに入団できるようコーチや大学職員へ賄賂を手配して子どもをスタンフォード大学、イエール大学、ジョージタウン大学、南カリフォルニア大学といった名門校に入学させたと見られている。この大掛かりな組織的不正行為は2011年から2019年の間に行われ、子ども一人につき20万ドルから650万ドル(約2200万円から7億2300万円)が支払われていたという。

FBIのスポークスパーソンによると、11日(月)にフェリシティは自宅にいたところを逮捕されたという。起訴状によると、ウィリアム・H・メイシー(『シェイムレス 俺たちに恥はない』)を夫に持つ彼女は、1万5000ドル(約167万円)を支払い、長女のSAT(大学進学適性試験)で替え玉を使用。結果、1年前に比べて400ポイント多い1420という高得点を獲得したと言われている。だが、次女に関しては同じ手口は使っていないようだ。

一方のロリは、FBIが到着した12日(火)カリフォルニアの自宅にはいなかったという。彼女と夫でファッションデザイナーのモッシモ・ジャヌリは、イザベラ(20歳)とオリヴィア(19歳)の娘二人を南カリフォルニア大学に入学させるため、同校ボート部でのスカウト入学を装い合計50万ドル(約5560万円)を支払ったと言われている。娘は二人ともボート部には所属していないという。

ロリは、今回の報道直後に自身のTwitterやInstagramを閉鎖、Facebookだけはまだ現時点では公開している。自宅にいなかったロリには、現在逮捕状が出ているということだ。

2016年のインタビューでロリは、「子どもたちには幸せになって欲しい。やりたいことは何でもサポートしてあげたいわ。でも、普通の生活を楽しんで欲しいと思うの。高校を出て、大学に行ってっていうね。たぶん私がそれを経験してないから、そう思うんだと思うわ」と子どもたちへの愛情を述べていた。

フェリシティやロリの関係者からは現在コメントは発表されていない。ハリウッドも巻き込んだ今回の大型スキャンダル。今後も訴追される人が増加するかもしれないが、裏口で入学した子どもたちの対応なども含め、多くの問題を抱えることになりそうだ。(海外ドラマNAVI)

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ロリ・ロックリン&フェリシティ・ハフマン
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