『フラーハウス』ロリ・ロックリンのインフルエンサー次女、裏口入学でスポンサー離れが始まる

大人気ファミリーコメディ『フルハウス』と、その30年後を描くNetflixオリジナルシリーズ『フラーハウス』で、ベッキーを演じているロリ・ロックリンと、主婦たちの秘密を追い大ヒットした『デスパレートな妻たち』でリネットを演じたフェリシティ・ハフマン。この二人が、子どもたちを裏口入学させたとして訴追されたことはお伝えしたばかり。だが、子どもたちにも早くもその影響が出てきているようだ。米Varietyなど各メディアが報じている。

同報道は現地時間3月12日(火)、ロリやフェリシティを含む50人の著名人が、ウィリアム・シンガー被告が運営する、偽の慈善団体に謝礼金を支払うことで、米大学進学適性試験であるSATやACTでの替え玉受験などの不正を行ったり、大学のスポーツチームに入団できるようコーチや大学職員への賄賂を手配して、子どもを有名大学に入学させたというもの。ロリの娘イザベラ(20歳)とオリヴィア(19歳)は、ボート部のスカウト入学と偽り、南カリフォルニア大学に入学。ロリは合計50万ドル(約5560万円)を支払ったと言われている。

現在同大学の1年生である次女のオリヴィアは、美容関係のYouTuberであり、190万人のサブスクライバー、そしてIntagramでは130万人のフォロワーがいるインフルエンサーだ。そんなオリヴィアとブランド提携をしていた米Amazon、ドルチェ&ガッバーナ、マーク・ジェイコブズ・ビューティー、ヒューレットパッカード(HP)などが、契約を打ち切ることがわかった。

HPは「弊社は2017年に一度限りのプロジェクトで、ロリ・ロックリンとオリヴィアとのプロモーション契約を結びました。その際の二人が出演しているコンテンツは、すでに削除しております」と声明を発表した。だが、現時点ではオリヴィアのInstagramには、その時の製品であるプリンターの写真がまだ掲載されているようだ。

また、オリヴィアの通う南カリフォルニア大学側は、「一人一人の在校生、卒業生のケースを調査中です。調査が済み次第、適切な処分を下します。この事件が起きた時点では、未成年の学生もおりますので」とコメントするに留まった。オリヴィアが退学になるかどうかは、今の段階ではわからないが、可能性がないわけでもなさそうだ。

以前オリヴィアは、大学の入学日だった2018年8月14日にYouTubeで、「この大学のことあまり知らないの。でも、ゲームやパーティをいっぱいしたいわ。勉強はどうでもいいの、みんな知ってると思うけどね」と話し、2日後謝罪動画を投稿するという事態になっていた。

今回の報道直後に自身のTwitterやInstagramを閉鎖している母親のロリだが、FBIがカリフォルニアの自宅に到着した12日(火)は不在だったようだが、その後出頭。ロサンゼルス連邦裁判所に現れたロリは、パスポートを没収された後、なんと100万ドル(約1億円)の保釈金を払い、すでに保釈されている。最高で懲役5年の求刑もあるという。

また、ロリが出演する『フラーハウス』を配信しているNetflixは、現時点ではコメントを控えている。今後も同報道に関する進展があり次第、お伝えしていきたい。(海外ドラマNAVI)

Photo:

ロリ・ロックリン&娘オリヴィア
(c)FAM020/FAMOUS