トム・ハンクスの息子コリン、機内で偶然会ったルーク・ペリーの感動的秘話を語る

1990年代に大ヒットした青春ドラマ『ビバリーヒルズ高校白書/青春白書』(以下『ビバヒル』)のディラン役で知られるルーク・ペリーが急逝してから1週間が経ったが、未だにそのショックを受けているセレブも多いようだ。俳優トム・ハンクスの息子であるコリン・ハンクス(『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』)もその一人で、長年メディアに語らなかったルークとの秘話をファンのために話してくれた。米E!Onlineが報じている。

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ルークとは偶然遭遇した1度きりの出会いだったそうだが、それが衝撃的だったようで、その当時のことを語ってくれた。「あれは、妻と一緒に行ったメキシコからの帰りの機内でのことだよ。数列前に殴り合いをしている子どもがいてね。兄弟だったんだけど、泣くわ叫ぶわでね。両親はなすすべがないという状態で諦めている感じだったんだよ。親だったら気持ちは分からなくはないよね」

その後の機内での状況を思い出しながら、「2時間くらいこの状態が続いていていたんだけど、着陸態勢に入る10分前くらいにもっとひどくなってね。そしたら、ファーストクラスから帽子をかぶった髭面のサングラスをかけた男性が風船をふくらましながら出てきたんだ。そして、まるで王様に剣を差し出すかのように、その子どもたちの前で首を垂れ、跪いて風船をあげると、彼ら一瞬で静かになったよ。その瞬間、機内が拍手で包まれたんだ。あと15分放置していたら、酷いことになっていたけど、その人のおかげで着陸前に収まったんだよ」

その謎の男性は一体誰だったのか。コリンは、飛行機から降り、その髭面の男性との対面を果たした。「入国審査に並んでいるところで、その彼をやっと見ることができて、妻に言ったんだ。"信じられない! さっきのヒーローはルーク・ペリーだよ!"って。そしたら、ルークは急に僕の方を向いて『FARGO/ファーゴ』を褒めてくれたんだ。いきなりゲスト出演作を褒められたのにも驚いたよ。だから、彼の行動を賞賛して、風船のことを聞いてみたんだ。"あれはまるでプロだよ! 習ってできるようなことじゃない!"と言ったら、ルークは飛行機に搭乗する時は、ああいう子どものためにいつも風船を持っていると答えたんだ」

見知らぬ子どもを落ち着かせただけでなく、初めて会ったコリンにもすぐに出演作の話を出して賛辞を送ったと言うルーク。そんなルークをコリンは、「彼は本当の紳士だった。早すぎる死だ。僕もこれからは風船を持って旅するようにしないと」と綴った。

ルークの人柄が表れているこの話。コリンを含め、ルークの思いが今後も人々の間で伝わっていくことを願いたい。(海外ドラマNAVI)

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ルーク・ペリー(C) NYKC/FAMOUS、コリン・ハンクス(C) NYPW/FAMOUS