裏口入学騒動で渦中の『デス妻』フェリシティ・ハフマンの夫ウィリアム・H・メイシー、嘘は絶対ダメ!?

およそ50人の著名人や資産家が大学の不正入学に関与し、米検察当局から訴追されている一連の騒動。訴追されたうちの一人であるフェリシティ・ハフマン(『デスパレートな妻たち』)の夫、ウィリアム・H・メイシー(『シェイムレス 俺たちに恥はない』)が騒動の数週間前に発言した「嘘をついてはいけない」という言葉は、今の彼女たちにとって何よりも響く言葉であることは間違いないだろう。

今回の騒動は、フェリシティやロリ・ロックリン(『フルハウス』)をはじめとする富裕層の33組の保護者が、ウィリアム・シンガー被告が運営する偽の慈善団体に謝礼金を支払うことで、米大学進学適性試験であるSATやACTでの替え玉受験などの不正を行い、子どもたちをスタンフォード大学やイエール大学といった名門校に入学させていた事件だ。

「決して嘘はつかない。それが最も安く済む最善の方法だ。嘘には大きなコストがかかる上に、それに見合うほどの価値はないんだよ」とウィリアム。これは米の男性誌Men"s Journalに、これまでに受け取った最高のアドバイスについて聞かれた時の彼の回答だ。さらに最も軽蔑することは「不誠実。自己欺瞞。人格の欠如」とも述べていた。

今となっては皮肉なことかもしれないが、このインタビューの中でウィリアムは最も尊敬する人物の一人に、妻であるフェリシティの名前を挙げていた。「僕はとても素晴らしい結婚をした。フェリシティを目にすることは、僕にとって大きな喜びだ。彼女が娘たちの母親で良かったと心から思うよ」

ウィリアムは、妻が逮捕された際にも彼女の側にいたという。フェリシティは1万5000ドル(約167万円)を支払って長女のSATで替え玉を使用したと報じられている。米USA Todayによれば、彼女は25万ドル(約2800万円)の保釈金を払って釈放されており、次回は3月29日(金)に法廷に召喚されることになっている。

夫であるウィリアムは起訴されていないが、書類の中では彼の名前も言及されているとのこと。また、米Washington Post紙のコラムニストのモニカ・ヘッセによれば、「結局、二人(フェリシティとウィリアム)が次女の時にはこの手口を使わなかったことが、ウィリアムの救いになっているかもしれない。長女のSATの替え玉のために1万5000ドルを支払ったことが明らかになっている電話の録音では、フェリシティの声だけが聞こえている」のだという。

フェリシティはソーシャルメディアのアカウントを削除しており、育児などについて言及していたウェブサイト、What the Flickaも現在はアクセスできなくなっている。(海外ドラマNAVI)

Photo:

フェリシティ・ハフマン&ウィリアム・H・メイシー夫妻©NYPW/FAMOUS