『ゲーム・オブ・スローンズ』原作者、「今シーズンでファイナルにすべきでない」

シリーズファイナルとなる第八章の放送を控える大ヒットファンタジー大河『ゲーム・オブ・スローンズ』(以下『GOT』)。本作の原作者であり、SFやファンタジーの分野で権威のあるヒューゴー賞や、文学賞のネビュラ賞を何度も受賞しているジョージ・R・R・マーティンが、「この第八章で幕を閉じるべきではないと思っている」と述べた。米Hollywood Reporterなどが報じている。

20年以上前に執筆し始めたマーティンは、自分は執筆が遅いと認めながらもシリーズを完結させることをファンに約束している。そんな彼が、TV版の終了について語り、「このシーズンで終わるべきではないと思っているよ。でももう終わりだ。ドラマの放送が開始したのが先週のことのように思えるよ。もっと前だって? あっという間に過ぎてしまって記憶が曖昧だね。でもとても楽しみにしているよ。もうドラマが終わることはわかっている。だが、私には終わりではないのだよ。また執筆途中だからね。それにまだスピンオフが5作品製作される予定だ。もう誰もウェスタロスにいなくなっても、まだ私だけがそこに残ってしまうことになると思うよ」とジョークを交え思いを述べた。

またスピンオフ第一弾作品に関しては、もうすぐではあるが、ロケはまだスタートしてないと述べ、監督やキャストなどの才能を称えた上で、本家とは全く異なる物語になることを再度強調した。

さらに、「2018年11月に刊行されたターガリエン家の歴史を語る「Fire and Blood(原題)」を読んでくれればわかるが、私はキャラクターをたくさん生み出すタイプなんだよ。70歳ではなくて30歳だといいのにと思うね。もっと書く時間があるから」と話し始め、「『GOT』でも多くのキャラクターを生み出してきたよ。でも、原作では死んでないのにドラマでは死んでしまったキャラクターが20人はいるんだ。1994年から1995年あたりには主要キャラクターの展開はすでに考えていた。そのうち、そのキャラクターたちのためのサブキャラが必要になり、そしたら計画とは違う展開になってしまい、キャラクターも当初の予定とは違う方向に向いていったりという具合に物語が進んでいったんだ。だからキャラクターを生み出すのが好きなんだよ」と、原作とTV版の展開が違うことを改めてコメントし、以前13シーズンまで続けられたと語っていた根拠を示した。

また、ファイナルシーズンの製作に大きく関わったかと聞かれ、「いや、独房にいたよ。信頼できるスタッフ何名かとね。タイプライターに鎖で繋がれていたよ。そして、ヘルシーな食事を出してくれた。ひどいだろう!」と笑った。それもそのはず、マーティンは『GOT』の第六章の元になっている「冬の狂風」が未完で、その執筆をさせられていたと語った。原作がないため、TV版の第六章は製作陣とマーティンでストーリーラインを話し合いながら製作を進めたという。

元作よりもTV版が早く追いついてしまった同作。そういう事実もあり、今シーズンがファイナルであるべきではないとマーティンは語っているのかもしれない。『ゲーム・オブ・スローンズ』第八章は、4月15日(月)よりBS10スターチャンネルにて世界同時放送スタート。(海外ドラマNAVI)

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『ゲーム・オブ・スローンズ』
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