Amazon Prime Original『マーベラス・ミセス・メイゼル』のクリエイターが、同配信サービスで5人の女性画家を主人公にしたノンフィクションドラマを製作することが明らかとなった。米CINEMA BLENDが報じている。
1950年代を舞台にした『マーベラス・ミセス・メイゼル』で、クリエイターを務めるエイミー・シャーマン=パラディーノと製作総指揮を務める夫のダニエル・パラディーノが、2018年に出版されたメアリー・ガブリエルのノンフィクション「Ninth Street Women(原題)」をドラマ化することになり、新シリーズも20世紀が舞台になるとのこと。
本著では、男性が多くを占める抽象画の世界に飛び込んだ5人の女性、リー・クラズナー、エレーヌ・デ・クーニング、グレース・ハーティガン、ジョアン・ミッチェル、ヘレン・フランケンサーラーがアートの世界で躍進を遂げ、歴史に名を残していく姿が描かれている。
クラズナーは、1945年から1956年まで抽象表現主義の代表的な画家ジャクソン・ポロックと結婚していた。ちなみに、ポロックの人生を描いた2000年の映画『ポロック 2人だけのアトリエ』では、マーシャ・ゲイ・ハーデン(『コード・ブラック 生と死の間で』)がクラズナーを演じアカデミー賞助演女優賞を受賞している。
また、クーニングはウィレム・デ・クーニング、ハーティガンはハリー・ジャクソン、
フランケンサーラーはロバート・マザーウェルという著名画家と結婚していたことから、5人の女性の人生を綴る本作で、どのように男性キャラクターが表現されるかも見どころとなりそうだ
パラディーノ夫妻は、2000年から7シーズンにかけて放送された母と娘の絆を描くファミリードラマ『ギルモア・ガールズ』を手掛けたことでも知られ、女性を主人公にした作品で手腕を発揮している。
現時点は、5人を演じるキャストや配信開始日などの詳細は未定で、続報が入り次第お伝えしていきたい。『マーベラス・ミセス・メイゼル』シーズン3は、2019年内にAmazon Prime Videoにて配信スタートを予定している。(海外ドラマNAVI)
Photo:
『マーベラス・ミセス・メイゼル』
Amazon Studios