【速報】『LUCIFER/ルシファー』がシーズン5で終了へ。キャストたちの反応は?

地獄の支配者であることに飽きてロサンゼルスに舞い降りた悪魔ルシファーが、女刑事とタッグを組んで事件を解決していく人気ドラマ『LUCIFER/ルシファー』。一度は米FOXに打ち切られながらもNetflixに救済されたが、次のシーズン5を最後に終焉することになってしまった。米Deadlineなど複数のメディアが伝えている。終了を受けたキャストたちのコメントも合わせてお届けしよう。

6月6日(木)にNetflixが番組の終了を発表。「忠実なるファンのみんなが本編を観てくれたおかげで、ルシファーのストーリーはあるべき形で終わることになった。ラストとなるシーズン5の更新が実現したよ。本当にありがとう」

FOXによってシーズン3をもって打ち切られた本作が、Netflixへ"移籍"してシーズン4を配信したのは5月8日。当時、製作総指揮者のイルディ・モドロヴィッチとジョー・ヘンダーソンは、配信開始から最初の1ヵ月間でどのくらいの人が観てくれるかに更新の行方がかかっているとして、ファンに協力を呼び掛けていた。Netflixは全米や全世界の視聴データは発表していないものの、今月初めに報じられた英国のランキングでは「最も観られたシリーズ」で本作がトップ10入り(8位)していた。

この度の発表を受けてモドロヴィッチとヘンダーソンは声明を発表。「本作を復活させた上、ルシファーの物語をきちんと終わらせる機会を与えてくれたNetflixに心から感謝したい。そして何よりも、本当に素晴らしい情熱と支援をしてくれたファンのみんなにありがとうと言わせてほしい。最高のパートはこれから来るよ!」と述べている。

『LUCIFER』はシーズン4時点で67話まで製作されているが、来たるシーズン5も前シーズンと同じ10話構成なら全77話となり、Netflixにとって長寿シリーズの一つとなる。同社では『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』が全91話、『ハウス・オブ・カード 野望の階段』が全73話を数える。

また、キャストたちもSNSを通じてコメントを発表。ルシファー役のトム・エリスは、同作のtwitterに投稿された動画に登場。シーズン5更新を受けて「イェー!」と歓喜の雄叫びを上げた後、「地獄で会おう」とファンに呼びかけ。さらに自身のtwitterで「素晴らしいことが起こったんだ! ラストとなるシーズン5への更新が実現したよ。本編を観てくれたファンのみんな、本当にありがとう。...じゃあ、きちんと終わらせよう」とあらためてメッセージを送っている。

ルシファーの相棒クロエ役のローレン・ジャーマンもInstagramに動画を投稿。「ハイ、みんな。キャスリン・ターナーよ。...というのは嘘でローレンだけど、(普段と違うハスキーボイスなのは)喉の調子が良くないの。『LUCIFER』がシーズン5に更新されて本当に嬉しいわ! ファンのみんなとNetflixにお礼を言わないとね」と喜びを示した後、シーズン5でどんなクロエが見たいかをファンに問いかけ。そして小声で「お願いだから、酔ったクロエが見たいって言って」とジョークを飛ばした。

その他のキャストもコメントを寄せている。ダン役のケヴィン・アレハンドロは「ほろ苦い気持ちもあるけど、大好きな仲間ともう1シーズン過ごせることに感謝しているよ。ファンのみんな、僕らをここまで導いてくれて本当にありがとう」と、終了することに対する寂しさも見せた。

アメナディエル役のD・B・ウッドサイドも「ちょっと奇妙な吉報だね。ファンのみんな、シーズン5まで連れてきてくれてありがとう。心からの愛を贈るとともに、これまでで最高のシーズンをお届けすることを約束するよ!」と、シーズン更新とともに番組終了が決まったことへの複雑な気分を表情などににじませている。

一方、メイズ(マジキーン)役のレスリー=アン・ブラントは、過激なところのあるキャラクターに合わせてナイフを片手に明るくコメント。「シーズン5更新おめでとう! 本当にエキサイティングよね。...シーズン5はいろいろ起きるわよ」とニッコリ。

リンダ役のレイチェル・ハリスは、「ファンのみんな、地獄で会いましょ! このファミリーでもう一度冒険ができることにワクワクしているわ」と興奮気味に語っている。

今回の知らせについてはファンもケヴィンやD・Bのように複雑な気分だろうが、残る1シーズンで最高の締めくくりとなるよう期待したい。(海外ドラマNAVI)

Photo:『LUCIFER/ルシファー』 © Warner Bros. Entertainment, Inc.