バイセクシャルを告白した『プリティ・リトル・ライアーズ』タイラー・ブラックバーン、恋人役との関係を語る

人気青春ミステリードラマ『プリティ・リトル・ライアーズ』(以下『PLL』)のケイレブ・リバース役で知られるタイラー・ブラックバーン。先月バイセクシャルであることをカミングアウトしたタイラーが、『PLL』で共演し、プライベートでの交際相手という噂もあった恋人ハンナ役のアシュレイ・ベンソンとの関係を語った。米Teen Vogueが報じている。

米Playboyのインタビューに応じたタイラーは、当時実生活での関係を噂されていたアシュレイとは、実は一度もちゃんとデートしたことはないと述べた。

「アシュレイとは共演者でもあり友人でもある関係だったけど、時折もっと親しくなりそうな時期も実際にはあったんだ。ただ、やっぱり彼女はとても仲の良い友達なんだよね。僕らが交際しているという噂を耳にして、当時はよく笑ったよ。"この前、僕らがハグしているところを誰かが見たのかな?"ってね。アシュレイは僕の人生の大きな変化に大きく関わった人だし、これからもずっと大切な人だよ」と、噂されていた二人の関係について語った。

また、同作の共演者の何人かに自分がバイセクシャルだと明かしていたともコメントし、『PLL』に出演していた時に初めて男性と交際したが、自身のセクシュアリティについて公にできず殻に閉じこもってしまった期間が少しあったという。その交際相手の男性とはほどなく別れたが、その後も新たな人と交際をしたそうだ。

現在も男性の恋人がいるというタイラーだが、交際した女性たちとの過去は尊重したいし、消したくないと語る。「同性と交際すると決めてからは、自分が完全に同性愛者だったらいいのにと思うようになったよ。だって、その方が断然シンプルだからね。バイセクシャルっていうのはとても微妙なグレーゾーンだって気がするんだ。でも、自分にこう問いかけたんだ。女性と恋愛した時やベッドを共にした時にどんな気持ちだったか分かっているし、その感情に嘘はなかったよね?自分の気持ちを疑って他人の考える"バイセクシュアルな人間像"に流されちゃいけないよ、って」

タイラーは以前、米The Advocateのインタビューでカミングアウトした際に、自分はバイセクシャルだと思っていて常に男性に興味があったが、バイセクシャルに対する固定観念のせいで本当の自分を受け入れられないでいたと語っていた。「10代の頃から自分がバイセクシュアルだと分かっていた。自分自身でいること、自分の心と考え方に自信を持っていたいだけなんだ」そのように語るタイラーは、現在は青春SFドラマ『ロズウェル/星の恋人たち』のリブート版『Roswell, New Mexico(原題)』にて同性愛者の退役軍人で下肢切断者であるアレックスを演じている。

タイラーが出演する『Roswell, New Mexico』は、米CWにてシーズン1の放送はすでに終了しているが、シーズン2への更新が決定している。(海外ドラマNAVI)

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タイラー・ブラックバーン
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