『フォー・ウェディング』ドラマ版に注入されたものとは?

1994年の大ヒット・ロマンティックコメディ映画『フォー・ウェディング』にインスパイアされた新シリーズが米Huluにて製作されることは既にお伝えしている通り。この新作でクリエイターを務めるミンディ・カリングが新作に対する思いを明かした。米Deadlineが伝えた。

ヒュー・グラント(『英国スキャンダル ~セックスと陰謀のソープ事件』)とアンディ・マクダウェル(『セックスと嘘とビデオテープ』)が主演した映画版は、結婚を題材にした各キャラクターの思いと人生が見事に綴られて大ヒットとなった作品。そしてこのほど製作されるドラマ版は、アンソロジーという形で映画同様に4つの結婚式とひとつの葬儀を通じて、複数の友人たちの人生が交差する様子を描く。それぞれのシーズンで、異なる続きもののストーリーが展開される予定だ。

そもそもミンディはマイク・ニューウェル監督とリチャード・カーティスの脚本で製作された映画版の大ファンだった。だからこそ、映画版とは異なる方法で物語を描こうと考えたという。

「私は、リチャード・カーティスがメガホンを取ったこの映画は、最高のキャストで作られた完璧なコメディだと思っていた。だから、話を持ちかけられた時は"どうして私がするんだろう"と思ったの。そして考えて、もし私がやるなら、その理由はこの世界が好きだからだと思った。ロンドンを好きになるあの世界観が好きだから。そしてこの友情も。それが、私がこの映画で好きだった部分。私は完璧だったオリジナルと比較しないように作ろうと、それをミンディ・カリングのレンズを通して作ることができれば面白い企画になると思ったの」

ロンドンという舞台を気に入っていたミンディは、もちろん新シリーズの撮影もロンドンで行うことを決め、自身の赤ちゃんを連れてロンドンに乗り込んだが、冬のロンドンは日照時間が短いため、「大変なことだった」と振り返っている。

ドラマ版のキャストは、トム・マイソン『スリーピー・ホロウ』、アシュリー・マデクウィー(『リベンジ』)、ナタリー・エマニュエル(『ゲーム・オブ・スローンズ』)、ジェシカ・ウィリアムズ(『オフロでGO!!!!! タイムマシンはジェット式』)、ニケシュ・パテル(『Indian Summers(原題)』)、レベッカ・リッテンハウス(『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』)、ジョン・レイノルズ(『ストレンジャー・シングス 未知の世界』)らが発表されている。(海外ドラマNAVI)

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ミンディ・カリング© NYMR