新たなシャーロック・ホームズ俳優に決定したのは、あのDCヒーロー!?

これまで何度も映像化されてきた、英国生まれの世界一有名な探偵シャーロック・ホームズ。『シャーロック・ホームズの冒険』のジェレミー・ブレット、『SHERLOCK/シャーロック』のベネディクト・カンバーバッチ、ガイ・リッチー監督作『シャーロック・ホームズ』シリーズのロバート・ダウニー・Jr、『Mr.ホームズ 名探偵最後の事件』のイアン・マッケランなど名立たる名優が演じてきた同役を、新たに英国俳優が演じることになった。米Deadlineが報じている。

世界各国の劇場映画だけで40人以上が演じてきた同役にこの度起用されたのは、ヘンリー・カヴィル。歴史ドラマ『THE TUDORS ~背徳の王冠~』にチャールズ・ブランドン役で全4シーズンにわたってレギュラーを務めたほか、すでに『マン・オブ・スティール』や『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』でホームズと同じくあまりにも有名なキャラクター、DCスーパーヒーローのクラーク・ケント/スーパーマンを演じている。

ヘンリーが出演するのは、米国の作家ナンシー・スプリンガーのヤングアダルト小説「エノーラ・ホームズの事件簿」シリーズの映画化『Enola Holmes(原題)』。2006年に1作目が出版された原作シリーズは、シャーロック&マイクロフト・ホームズ兄弟の妹である14歳のエノーラが、兄に負けず劣らずの推理力で様々な事件を解決していくというストーリーで、2010年までに6作が発表されている。シャーロックはエノーラよりも20歳年上ということで、現在36歳のヘンリーはちょうどいい年齢と言えるだろう。

タイトルロールのエノーラを演じるのは、Netflixの大ヒットドラマ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』のイレブン役で知られ、現在公開中の映画『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』にも出演するミリー・ボビー・ブラウン。彼女は製作にも名を連ねる。さらに英国を代表する女優、『英国王のスピーチ』や『オーシャンズ8』に出演しているヘレナ・ボナム・カーターがエノーラの母親役を務める。ほかには『ハンガー・ゲーム』シリーズのサム・クラフリン、『キリング・イヴ/Killing Eve』のフィオナ・ショウ、『Utopia -ユートピア-』のアディール・アクタル、『クレイジーヘッド』のスーザン・ウォーコマの出演も決定しているが、それぞれの役柄は明かされていない。

監督を務めるのは、『THE HOUR 裏切りのニュース』『Fleabag フリーバッグ』『キリング・イヴ/Killing Eve』といった評価の高いドラマ作品でメガホンを取ってきたハリー・ブラッドビア。『FADES/フェーズ』『ワンダー 君は太陽』のジャック・ソーンが脚本を担当する。ある子どもが姿を消し、その父親が死体で発見されるという謎にエノーラが挑むことになるようだ。

撮影は6月から英国で行われており、全米で2020年に公開予定。

Photo:

『シャーロック・ホームズの冒険』
© ITV PLC
『シャーロック・ホームズ』
©FAMOUS
『SHERLOCK/シャーロック』
©Hartswood Films 2016
ヘンリー・カヴィル
©NYKC/FAMOUS