次の『ゲーム・オブ・スローンズ』!?新配信サービス「HBO Max」、ギリシャ神話が元のドラマを製作へ

米ワーナーメディアによる新配信サービス「HBO Max」で、リブート版『猿の惑星』三部作(2011~2017年)のキャラクター創造・脚本・製作を担ったリック・ジャッファとアマンダ・シルヴァーが脚本・製作総指揮を務める、ギリシャ神話をモチーフにした新作ドラマ『Circe(原題)』が製作されることになった。米Deadlineが報じている。

本作は、2018年に出版しアメリカだけで50万部以上を売り上げ、世界で22カ国語に翻訳されたマデリン・ミラーによる同名ベストセラー小説のドラマ化。全8話で、人間を動物に変身させる力を持ち、恋敵を犬の怪物に変えたとされるギリシャ神話の女神・キルケのフェミニズムな視点から、ギリシャ神話の世界を現代的に描き出していく。巨人や魔術を扱う者が登場する壮大なストーリーということで、米HBOの大河ファンタジー『ゲーム・オブ・スローンズ』を彷彿とさせる作品と言えるかもしれない。

脚本・製作総指揮を務めるジャッファとシルヴァーは『ジュラシック・ワールド』でも原案・脚本を共同で手掛けており、本作でのコンビネーションにも期待が寄せられている。

「HBO Max」のオリジナルコンテンツ担当責任者であるサラ・オーブリーは、「『Circe』は愛と喪失、悲劇、そして不死であることの葛藤を描く壮大な物語を、キルケという強い女性の目線から綴っていきます。私は、感情的でダイナミックなキャラクターを創り上げると同時に、想像力豊かで壮大な世界を築くことができるリックとアマンダの作品のファンです。(『猿の惑星』シリーズのプロデューサーである)ピーター・チャーニンとジェンノ・トッピングの協力もあり、『Circe』を実現させるためのドリームチームを作ることができました」と、新作への意気込みを語っている。

2020年春よりサービスが開始される「HBO Max」では、NYに暮らすセレブな高校生の友情や恋愛模様を描いて世界的な大ヒットとなった『ゴシップガール』のリブート版や、映画『砂の惑星』のドラマ版『Dune: The Sisterhood(原題)』、大人気シットコム『ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則』のケイリー・クオコが主演するサスペンスドラマ『The Flight Attendant(原題)』などの企画が進行中だ。(海外ドラマNAVI)

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『ゲーム・オブ・スローンズ』
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