11月に開始予定の新ストリーミングサービス「Disney+」では、マーベル作品でおなじみのソーの弟・ロキが主人公のドラマシリーズ『Loki(原題)』が制作進行中。そんな中、ロキを演じるトム・ヒドルストンは、ブロードウェイでも上演される戯曲『Betrayal(原題)』についての米Entertainment Weeklyのインタビューの中で、『Loki』に関しても語っている。
作品についてトムは「色々な面で本当に楽しみにしているよ。キャラクター(ロキ)もそうだし、今までに目にしたことのないロキが見られるはず。言いすぎちゃうからこれ以上は話せないけど。僕自身まだ(作品について)探検していないことがたくさんあるからすごく楽しみだよ」と期待をにじませた。
トムはハロルド・ピンターの戯曲『Betrayal』では妻と親友との不倫関係に翻弄される夫・ロバートを演じる。インタビューで『Loki』について質問されると「ロキ(の撮影)は来年初頭に始まるよ」と明らかにし、続けて「彼はクラシカルなキャラクター。彼ら(ソーとロキ)は北欧神話から来ているから貫禄があるよね。『Betrayal』のロバートはもっとありふれた役。どちらも複雑なキャラクターなのだけど、ロバートは出版業者で夫であり父親でもある。ロキは悪戯の神。(笑)二つはかなり異なった役柄なんだ」とロキの役柄についても言及した。
同舞台では、マーベルドラマ『Marvel デアデビル』でタイトルロールを演じたチャーリー・コックスがロバートの親友・ジェリーに扮する。ブロードウェイで異なるマーベル作品の俳優が共演することはファンにとって嬉しい瞬間ではないだろうか。
トムはさらに先月サンディエゴで行われたコミコンで、『Loki』が『アベンジャーズ』1作目の後のロキを描くと明かし(『アベンジャーズ/エンドゲーム』の時間をさかのぼった過去でロキが4次元キューブを奪って逃げた後に何が起こったかを追う内容と見られる)、「ロキがハルクにボコボコにされた直後の話だよ。だから(ロキの中で)まだ起こっていない多くの心理的な展開が見られるよ」と発言している。
まだまだ謎が多く続報が期待される『Loki』は、2021年春から「Disney+」にて配信開始予定。トムがブロードウェイデビューを果たす『Betrayal』は今年9月よりブロードウェイで上演される。(海外ドラマNAVI)
Photo:
『アベンジャーズ』撮影中のトム・ヒドルストンとソー役のクリス・ヘムズワース
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