『THIS IS US』ジャック役マイロ・ヴィンティミリア、キャリア初の監督デビュー

2016年の放送開始以来、高い評価を得てエミー賞やゴールデン・グローブ賞にノミネートされた、感動のヒューマンドラマ『THIS IS US/ディス・イズ・アス』。本作で3人の子どもを育てた父親ジャックを演じるマイロ・ヴィンティミリアが、キャリア初の監督デビュー果たすことが明らかになった。米Hollywood Reporterが報じている。

現地時間10月22日(火)に放送されたシーズン4の第5話「Storybook Love(原題)」で初メガホンをとったマイロは「8日間で終えるにはやることが多すぎるよ」と語った。

この回では、マイロ演じるジャックの過去の話を含め、5つの異なるストーリーが描かれる。そのうちの2つは非常に重要なキーポイントとなる展開で、ピアソン一家のディナーでの様子が語られるという。「4年もの間、安定した人気を誇っているこの作品を壊すことなく、それと同時に私の新たな視点で、そしてどのように効率的に撮影をするべきかを考えたよ」

俳優として24年、プロデューサーとして15年ものベテランと呼ぶに等しいキャリアを構築しているマイロは、今回の監督業に就くまでの見解も述べた。「これまでのキャリアは直接監督として関わるものではなかったんだ。監督に仕事をやってもらうことも好きだったよ。自分の重荷にならなくて済むしね。だからプロデュース業に徹してスタッフを集めていたんだ。監督をやってみたいという願望は常にあったけど、プロデューサーとしては自分でやるよりも他の人を雇って頼んだ方がいいと感じていたんだ。俳優をやっていれば、いつかは監督をするという転換期を迎えるのは自然なことだと思うよ。素晴らしい脚本家や監督、俳優、プロデューサーに囲まれていたらね。私が監督したエピソードも、みんなが気に入ってくれるといいんだけども。そしてこれからもっと監督を務めることになると想像しているよ」

また、同じ日に生まれたケイト(クリッシー・メッツ)とケヴィン(ジャスティン・ハートリー)、ランダル(スターリング・K・ブラウン)の子どもたち3人の人生に焦点が当たる"現在"の物語では、ジャックの登場は少ない。出番がなくなりつつあることについて聞かれたマイロは、「そうだね。ジャックが登場するシーンは少なくなる可能性はあるね。でもだからと言って、子どもたちやレベッカ(マンディ・ムーア)よりも早く人生を終えてしまっているジャックが不必要というわけではない。彼の生きた時間は短かったけれども、過去と現在に至ってまでも子どもたちに影響を与えているわけだし、レベッカにとってもずっと心の中で一緒にいる存在であるくらいのインパクトを与えた夫だったしね。この先、シーズン6までのジャックの行く先はだいたい私はわかっているよ。もしジャックの出番がない時でも、呼んでくれたら監督しに行く。だから、俳優として作品に顔を出していなくても、カメラの後ろでは私がちゃんと登場しているんだよ」

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ジャックの登場や今後の展開も気になるところだが、本作がマイロの新たな代表作になったことについても見解を述べた。「大きな看板に自分の写真と名前が出ていると、悪い気はしないよね。ハリウッドのサイクルというか、たまたま今こういう時期に自分がいるだけなんだけどね。だけど、プロデューサーとしては、脚本家たちと連携をとって、きちんと作品を世の中に広められるように努めないといけないと思うよ」

監督業も増えていくようなマイロ。今後の活躍にもさらに期待が持てそうだ。『THIS IS US/ディス・イズ・アス』シーズン4は、米NBCにて毎週火曜日に放送中。(海外ドラマNAVI)

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Photo:マイロ・ヴィンティミリア(c)babiradpicture – abp/『THIS IS US/ディス・イズ・アス』(C)2018 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.