米CWの"アローバース"で、スーパーマン&ロイスを主人公とする新作ドラマが製作!

米CWの人気DCヒーロードラマ『SUPERGIRL/スーパーガール』の登場に始まり、『ARROW/アロー』『THE FLASH/フラッシュ』などとのクロスオーバー・エピソードでも活躍したスーパーマンことクラーク・ケントと、その妻であるロイス・レインをメインにしたスピンオフ『Superman & Lois(原題)』が製作されることが明らかになった。米TV Lineなどが報じている。

アローバースでスーパーマンを演じたタイラー・ホークリン(『ティーン・ウルフ』)と、ロイス役のエリザベス・トゥロック(『GRIMM/グリム』)が引き続き、この新作でも同役を演じる。

二人が最後にアローバースに登場したのは、クロスオーバー・エピソードである『SUPERGIRL』のシーズン4第9話「エルスワールド」で、その時二人の間にはある重要なことが発覚していた。また二人は、米国で2019年12月から2020年1月にかけて放送される『SUPERGIRL』『THE FLASH』『ARROW』『Batwoman(原題)』『レジェンド・オブ・トゥモロー』の5作品で展開されるクロスオーバー・エピソード「Crisis on Infinite Earths(原題)」にも登場することが決定している。

『Superman & Lois(原題)』は、『THE FLASH』のショーランナーであるトッド・ヘルビングが脚本を手がけ、彼はアローバース作品のプロデューサーのグレッグ・バーランティ、サラ・シェクター、ジェフ・ジョンズらと共に製作総指揮にも名を連ねる。

以前、タイラー演じるスーパーマンがアローバースに登場した際に、CWのマーク・ペドウィッツ社長は、「タイラーは素晴らしい仕事をしてくれた」と彼を絶賛。だが、「(スーパーマンを主人公にした)シリーズを作る予定はない。(『SUPERGIRL』に)戻ってくる予定も今すぐはない。もしみんなが復帰を望めば、我々も喜んで彼を迎えたい」と、スーパーマンが再登場することも主人公となってスピンオフに出演することもないと述べていた。

だが反対にプロデューサーのバーランティは「僕たちはぜひ彼に戻ってきてもらいたいと思っている。彼は素晴らしいし、見事に演じ切った。ドラマが成功すれば、どんなことも可能になると思っているよ」と説明し、「僕は求められていることでそこに関わっているのが本当に良い人たちだったら、どんなことにも"Yes"と言う男だよ」と述べ、タイラーのスーパーマン復帰を前向きに考えていた。

また、「エルスワールド」に出演した際に、ロイス役のエリザベスはこの先もスーパーマンとロイスの物語を創りたいとコメントしていた。「(スピンオフの可能性は)このクロスオーバー・エピソードがどうなるかによるわね。それと誰もコントロールしようがない要因もあるし。タイラーも私もまたこの役で一緒に戻ってきたいわ。どの役者同士にでもあるとは言い切れない良いケミストリーが私たち二人にはあるのよ」

"アローバース"では、『ARROW』のスピンオフとなる新作が現在製作が進められている。ケイティ・キャシディ(ダイナ・"ローレル"・ランス/ブラックサイレン役)、ジュリアナ・ハーガヴィ(ダイナ・ドレイク/ブラックキャナリー役)、キャサリン・マクナマラ(ミア・スモーク/ブラックスター役)が主演し、スターシティの未来を舞台に、自警団としてグレイス地区を守るカナリアたちを描く。この新作は、『ARROW』ファイナルシーズンの中で、いわゆる"バックドア・パイロット"という形での第一話が放送されることも発表されている。


ますます広がりを見せるDCワールドから目が離せない。(海外ドラマNAVI)

Photo:

スーパーマン&ロイス(米メディアIGNより)