新たなホームズ物語!ドラマ版『薔薇の名前』がNHKに登場

5000万部超えの世界的ベストセラーを、国際色あふれるキャストで初めてドラマ化した『薔薇の名前』。1986年の映画版でも知られる名作ミステリーがNHK BS4Kにて12月8日(日)より放送される。

原作は、1980年に出版されたウンベルト・エーコの同名小説。中世の修道院で起こる不可解な連続殺人事件の謎を追うというストーリーだが、原作者のエーコはシャーロック・ホームズ物語の愛好家としても知られており、主人公である修道士ウィリアムと見習いのアドソは「ホームズ」と「ワトスン」になぞらえていると言われる。雪に残った痕跡などからウィリアムが鋭い洞察力で推理していく様はまさにホームズを彷彿とさせ、さらには「知」「宗教」「政治」などに対して疑問を投げかけるミステリー・エンターテイメントだ。

1986年にショーン・コネリー、クリスチャン・スレイターらが出演した映画版も大ヒットし、BAFTA(英国アカデミー賞)やフランスのセザール賞など世界各国の賞を獲得している。今回のドラマ化はエーコが2016年に亡くなる前に自ら脚本立案にも携わっていた、原作者お墨付きの作品でもある。30億円超の製作費をかけて、イタリア各地でのロケやCGによって山上の荘厳な修道院をはじめとする中世の世界が再現されており、その見事な景色を4Kならではの繊細で美しい映像で堪能してほしい。

キャストは、ジョン・タトゥーロ(『ナイト・オブ・キリング 失われた記憶』)、ルパート・エヴェレット(『シャーロック・ホームズ:淑女殺人事件』)、マイケル・エマーソン(『パーソン・オブ・インタレスト』)、ファブリッツィオ・ベンティヴォリオ(『LORO 欲望のイタリア』)、セバスチャン・コッホ(『HOMELAND』)、チェッキー・カリョ(『ザ・ミッシング』)、グレタ・スカラーノ(『いつだってやめられる 10人の怒れる教授たち』)など。

ヨーロッパで異端審問の嵐が吹き荒れ、神聖ローマ皇帝と教皇が激しく対立していた14世紀初頭。皇帝の命を受けた修道士ウィリアムは、若き見習い修道士アドソを連れて、教皇の使節団との会談のために、人里離れた山上にある修道院に向かう。しかし、彼らが到着した時の修道院は、前夜に一人の修道士が謎の死を遂げたとして大騒ぎになっていた。修道院長から使節団が到着する前に事件を解決してほしいと頼まれたウィリアムがアドソとともに調査を進める中、聖書の「ヨハネの黙示録」の描写になぞらえるように第2、第3の事件が起きる。

■NHK BS4Kで放送中の海外ドラマ 放送情報
『薔薇の名前』
12月8日(日)よりスタート
毎週日曜 12:00~
[再放送]翌週土曜 23:10~

『大草原の小さな家』
毎週水曜 21:30~
[再放送]翌週水曜 7:05~ ほか

『刑事コロンボ』
毎週水曜 22:20~
[再放送]毎週土曜 14:30~

(海外ドラマNAVI)

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『薔薇の名前』
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