1990年代から2000年代初めに社会現象を巻き起こした大人気シットコム『フレンズ』。同作のリバイバルについては幾度となく話が出ているが、どうやら放送局まで決まり製作が進んでいるようだ。米Varietyなどが報じている。
キャストは、2020年5月にサービスが開始する米ワーナーメディアの新配信サービス「HBO Max」に集結する。だが、その内容は『フレンズ』のリバイバル版というシットコムではなく、レギュラーキャストとクリエイター陣が集結して当時の話などを語る同窓会のようなものだという。現時点ではワーナーやHBO Maxはこの件について正式な発表はしていない。
『フレンズ』は現在Netflixで配信されているが、本シリーズの配信契約を維持するためにNetflixは全236話の配信権料として、今年の1年間だけでワーナーメディアに約1億ドル（当時のレートで約112億円）を支払ったと報じられていた。しかし契約は非独占的であるため、『フレンズ』も自社の配信サービスで開始できることになっている。
レイチェル役で大ブレイクしたジェニファー・アニストンが、先日米人気トーク番組『エレンの部屋』に出演したところ、エレンから「9月で『フレンズ』は25年になりますね」と言われ、ジェニファーは「リブートはないわ。でも、みんないつも何かはやりたいと思っているのよ。だからその"何か"を企画している段階ね」と期待させるコメントを残していた。
また、これまでソーシャルメディアを避けていたジェニファーは先月Instagramデビューを果たし、わずか5時間16分でフォロワー数100万を超え、それまでにギネス世界記録を誇っていた英国王室のヘンリー王子＆メーガン妃の記録を塗り替えたことも話題になった。その際に掲載した最初の写真が、『フレンズ』の共演者であるコートニー・コックス（モニカ役）、リサ・クドロー（フィービー役）、マット・ルブラン（ジョーイ役）、マシュー・ペリー（チャンドラー役）、そしてデヴィッド・シュワイマー（ロス役）と一緒に、セルフィーで撮影したものだった。
以前から、リバイバルなどの話が出ていた『フレンズ』だが、本作のクリエイターであるマルタ・カウフマンが、一貫してリバイバルには反対。米Rolling Stoneのインタビューで「『フレンズ』は、人生を歩んでいく中で、友だちが家族だという時期の物語です。だから、もう成長した彼らにはそれぞれの家族があって、それだと6人を呼び戻したところで、友だちが家族だったあの時には戻れないでしょう。2つ目の理由としては、リブート版が成功するとは限らないことだ。あの『フレンズ』を超えるものを作れるとは思わないから」という理由を語っていた。
今回の「HBO Max」での再会には、ジェニファーらキャスト6名とカウフマン、そして同じくクリエイターのデヴィッド・クレーンも登場するといわれている。
レイチェルやロスたちが戻ってくるわけではないようだが、ファンにとっては気になるこの再結成。続報が入り次第、お伝えしていきたい。『フレンズ』の視聴記録やレビューは、【海外ドラマNAVI作品データベース】をチェック。（海外ドラマNAVI)
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『フレンズ』(c)Warner Bros. Entertainment, Inc.
